やるべきことが終わらずに、いつも時間が足りない…
やるべきことは山積みなのに、気づけばスマホを眺めたり、なんとなく別のことをしてしまっていたり…。
そんな経験は誰にでもあると思います。
時間の使い方が上手な人って、同じ24時間の中でサクサクとタスクをこなしたうえ、時間に余裕まで生まれます。その違いは何なのか?
時間の使い方が上手な人と下手な人の違いは、時間の管理方法や考え方にあります。
限られた時間の中でやるべきことをこなしながら、余裕を持って過ごすためには、意識的に時間を使う習慣を身につけることが大切です。
この記事では、時間の使い方が下手な人と上手な人の違いを明確にし、具体的な改善方法を紹介していきます。
- 時間の使い方が下手な人と上手い人の違い
- 時間の使い方が上手くなるための8つの習慣
時間の使い方をちょっと変えるだけで、毎日の充実度がぐんと上がるはずです。
時間の使い方が下手な人と上手い人の違い
時間の使い方が上手な人と下手な人の違いは、単なる「時間管理能力」だけではありません。
時間の使い方が下手な人は、自分の行動パターンを把握できていなかったり、やるべきことの優先順位が曖昧だったりします。
時間の使い方の下手な人と、上手い人の違いをまとめてみました。
| 上手い人 | 下手な人 |
|---|---|
| 自分の状況を把握できる | 自分の状況を把握できない |
| 優先順位を付ける | 優先順位付けが苦手 |
| 決断力がある | いつも迷いがち |
| 80%でOK | 完璧主義すぎる |
| シングルタスク | マルチタスク |
| スキマ時間を有効活用 | ダラダラしてしまう |
ここでは、「時間の使い方が上手な人と下手な人の違い」を具体的に解説していきます。
自分の状況を把握できているかどうか
時間を上手に使う人は、「自分がどんなことにどれくらい時間を使っているか」をしっかり把握しています。
- どの作業にどれくらい時間を使っているのか
- 無駄な時間が発生していないか
- 何が原因で時間を浪費しているのか
こういったことを、分析する習慣があるのです。
一方、時間の使い方が下手な人は、自分の時間の使い方を「なんとなく」で決めてしまい、気づいたら1日が終わっていることが多いです。
自分の時間の流れが見えていないと、どこに無駄があるのかもわからないので、時間のコントロールが難しくなります。
時間を上手に使うためには、まず「自分の1日を見える化する」ことが大事。
スマホのスクリーンタイムを確認したり、時間記録アプリを活用したりして、自分の1日の行動を振り返るだけでも、大きな改善につながります。
優先順位がつけられているかどうか
時間を上手に使う人は、タスクに優先順位をつけるのが得意です。
日々の仕事や家事、プライベートの予定など、すべてのタスクを同じように扱うのではなく、「本当に重要なこと」を見極めて取り組みます。
たとえば、緊急性の高いタスクはすぐに処理し、長期的に重要なこと(キャリアの成長や健康管理など)にも十分な時間を確保します。
一方、時間の使い方が下手な人は、目の前のことに流されやすく、本当にやるべきことを後回しにしがち。
たとえば、メールチェックや細かい雑務に時間を取られてしまい、最も重要な仕事に手をつける時間がなくなるケースも少なくありません。
「まずは何をやるべきか」を明確にして、優先度の高いことから取り組む。これだけで、時間の使い方はぐっと改善されます。
決断力があるかどうか
時間の使い方が上手な人は、決断力が高く、迷う時間を最小限に抑えます。
たとえば、仕事中に「このタスクを今やるべきか?」と迷うことがあっても、すぐに判断を下し、すぐに取り掛かります。
すぐに決めて行動できれば、その分ほかの作業に時間を回せるんですよね。
時間の使い方が下手な人は、小さな決断に時間をかけすぎてしまう傾向があります。
「どのタスクから手をつけるべきか」「どの資料を使うべきか」など、些細なことに迷いすぎると、考えているうちに時間が過ぎてしまいます。
決断のスピードを上げるだけで、1日の時間の使い方がぐっとスムーズになるのです。
完璧主義にとらわれすぎているかどうか
時間の使い方が上手な人は、「完璧」を求めすぎません。
ある程度のクオリティでOKと判断し、サクッと次のタスクに移ります。
一方、時間の使い方が下手な人は、細部にこだわりすぎてしまい、本来の目的を見失うことが少なくありません。たとえば、プレゼン資料やメール作成において…
- レイアウトの微調整やフォント選びに時間をかけすぎてしまい、肝心の内容を練る時間がなくなる
- 何度も修正を重ねてしまい、他のタスクに割く時間が減ってしまう
完璧主義にとらわれすぎると、作業スピードが落ち、効率が悪くなるだけでなく、ストレスも溜まりやすくなります。
そのため、時間の使い方を改善するには、「80%の完成度で良しとする」「時間を区切って作業する」などの工夫が効果的です。
「完璧にしよう」と思うのではなく、「十分なレベルに達したら次に進む」という意識を持つことが、時間管理の上手な人の特徴です。
マルチタスクを重視しているかどうか
時間を上手に使う人は、一度に複数のことをしようとせず、シングルタスクを重視します。
集中して一つの作業に取り組むことで、質を落とさずに効率よくタスクをこなすことができます。
一方、時間の使い方が下手な人は、「マルチタスク=効率的」と考えがちです。
たとえば、仕事をしながらスマホでメッセージをチェックしたり、会議中に別の資料を作成したり…。
実際にはマルチタスクをすると集中力が分散し、一つひとつの作業に余計な時間がかかることが研究でも示されています。
さらに、作業ごとに切り替えが必要なため、脳が疲れやすくなり、生産性が低下する原因にもなります。
時間を上手に使うためには、マルチタスクを減らし、シングルタスクを意識することが大切です。
スキマ時間にダラダラしてしまうかどうか
時間を有効に使う人は、スキマ時間を意識的に活用しています。
移動時間や待ち時間を利用して、本を読んだり、簡単なタスクを片付けたりすることで、細切れの時間も無駄にしません。
一方、時間の使い方が下手な人は、スキマ時間を「何となく」過ごしてしまうことが多いです。たとえば…
- 電車の中でSNSを見続けてしまう…
- 待ち時間にダラダラと動画を見てしまう…
- 目的もなくスマホをいじっていたら30分経っていた…
という経験がある人も多いのではないでしょうか。
もちろん、リラックスする時間も必要ですが、「なんとなく時間を消費する」のではなく、「意識的に使う」ことが重要です。
小さな工夫をするだけで、スキマ時間を積み重ねて充実した1日にすることができます。
時間の使い方が上手くなるための8つの習慣
時間の使い方を改善するには、単に「もっと頑張る」「効率的に動く」といった漠然とした意識ではなく、具体的な方法を取り入れることが大切です。
ここでは、時間を上手に使えるようになるための7つのポイントを紹介します。
- まずは自分のことを理解する時間を「見える化」する
- タスクに優先順位をつける
- 目標から逆算して実行する
- スキマ時間を有効活用する
- やらないことリストを作る
- 一日のスケジュールをブロック単位で管理する
- 先延ばしグセを直すための工夫をする
- 完璧主義をやめて80%で満足する
時間を「見える化」する
時間を上手に使うためには、まず「自分がどんな時間の使い方をしているのか」を見えるかすることが大事です。
時間を視覚化することで、どこに無駄があるのかが明確になり、改善点が見つかりやすくなります。
時間を見える化するには、「タイムログを付ける」ことがおススメです。
- スマホのスクリーンタイムをチェックする
- 1日のスケジュールをざっくり書き出してみる
- 手帳やノートに記録する など
毎日の行動を振り返ると、「SNSをチェックするのに30分以上かかっている」「なんとなくテレビを見て1時間経っていた」といったことが分かるかもしれません。
逆に、「仕事をしているつもりだったけど、実際には雑務に追われていた」ことに気づくこともあります。
「この時間、もっと有効に使えたかも」と気づくだけでも、明日からの時間の使い方が変わってきます。
タスクに優先順位をつける
時間を有効に使うためには、すべてのタスクを同じ重要度で扱うのではなく、「何を最優先にすべきか」を決めることが大切です。
優先順位がつけられていないと、どうでもいいことに時間を使いすぎてしまい、本当に大事なことに手が回らなくなることがよくあります。
優先順位をつけるための方法として、「緊急度×重要度マトリクス」(別名:アイゼンハワーマトリクス)が効果的。以下の4つのカテゴリーにタスクを分類すると、やるべきことが明確になります。

- A. 緊急かつ重要なこと(すぐにやる)→ 期限の迫った仕事、クライアント対応、トラブル処理など
- B. 緊急ではないが重要なこと(計画的に進める)→ スキルアップの勉強、健康管理、キャリア形成、貯蓄・投資など
- C. 緊急だが重要でないこと(可能なら人に任せる)→ 突発的な電話・メール対応、雑務、会議の準備など
- D. 緊急でも重要でもないこと(やらない・減らす)→ なんとなく見るSNSやYouTube、無駄な飲み会など
時間の使い方が上手な人は、B.「緊急ではないが重要なこと」に時間をしっかり確保し、将来のための準備を行っています。
一方で、時間の使い方が下手な人は、A.「緊急かつ重要なこと」に振り回されがちで、常に時間に追われる生活になってしまいます。
もし、やることが多すぎて整理できないときは、「今日やる3つのこと」だけ決めてみてください。
毎朝3つのタスクを決めて取り組むことで、1日の生産性を大きく向上させることができるでしょう。
目標から逆算して実行する
時間の使い方が上手な人は、ただ「やるべきことをこなす」のではなく、「目標から逆算して今やるべきことを決める」ことを習慣にしています。
ゴールが明確になっているからこそ、日々の行動に迷いがなく、時間を有効に使えるのです。
たとえば、「半年後でブログを100記事書きたい」という目標があるとします。以下のように逆算してやるべきことを計算します。
- 最終的なゴールを明確にする(例:「半年でブログを100記事書く」)
- 中間目標を設定する(例:「3カ月で50記事」「1カ月で15記事」)
- 1週間ごとの計画を立てる(例:「2日で1記事執筆」)
- 毎日のタスクに落とし込む(例:「朝の2時間をブログ執筆に充てる」)
目標から逆算すると、「今やるべきこと」がはっきりするので、迷わず行動できるようになります。
大きな目標を持っている人ほど、この習慣を取り入れると効果が大きいです。
スキマ時間を有効活用する
1日の中には、移動時間や待ち時間などの「スキマ時間」が意外と多くあります。
この時間を上手く活用できるかどうかで、生産性に大きな差が生まれます。
たとえば、通勤時間や待ち時間を利用して…
- オーディオブックやポッドキャストで学ぶ
- 短時間で読める記事やニュースをチェックする
- ToDoリストを整理して、次の行動を決める
- スマホのメモアプリでアイデアを書き留める
- 軽いストレッチや深呼吸をしてリフレッシュする
このように時間を使う事を意識するだけで、時間の使い方が全く変わってくるは図です。
ただ、スキマ時間をすべて「生産的なこと」に使う必要はなくて、リラックスのために使うのもアリです。
「なんとなくスマホをいじる」のではなく、「この時間は意識的に休む」と決めるだけで、時間の使い方にメリハリがつくようになります。
やらないことリストを作る
時間の使い方を改善するには、「やるべきこと」を増やすのではなく、「やらないこと」を決めることも大切です。
多くの人は、「もっと効率よく動くにはどうすればいいか?」と考えがちですが、そもそも不要なことを減らせば、それだけで時間に余裕が生まれます。たとえば…
- 朝のスマホチェックはしない
- 気の進まない誘いは断る
- 何となくSNSを開かない など、
自分にとって不要なことをあらかじめ決めておけば、時間のムダを防ぎやすくなります。
まずは、自分の時間を振り返り、「本当に必要なこと」と「やめても支障がないこと」を整理してみるのがおすすめです。
「やらないことリスト」については、以下でも詳しく解説しています。

一日のスケジュールをブロック単位で管理する
時間の使い方が上手な人は、「そのときの気分で行動する」のではなく、事前に時間をブロック単位で確保し、計画的に動くことを意識しています。これを「タイムブロッキング」と呼びます。
タイムブロッキング…1日の時間を用途ごとに区切り、それぞれの時間帯でやるべきことを明確にする管理方法
たとえば、以下は私のだいたいのタイムスケジュールです。
| 時間 | 内容 |
|---|---|
| 5:00-7:00 | 朝活ルーティン(モーニング・ページ、ヨガ、瞑想) |
| 7:00-8:00 | 朝食 |
| 8:00-9:30 | ブログ執筆 |
| 9:30-10:00 | 朝のMTG |
| 10:00-12:00 | 集中作業 |
| 12:00-13:30 | ランチ |
| 13:30-15:00 | タスク整理 |
| 15:00-16:00 | 休憩・タスク整理 |
| 16:00-17:30 | 残った作業 or お風呂 |
| 17:30-18:30 | 夕食 |
| 18:30-19:00 | 家事 |
| 19:00-21:30 | インプット時間(読書・映画など) |
| 22:00- | 就寝 |
このように、事前に「何をするか」を決めておくことで、「今何をすべきか」を毎回考える手間を省き、時間を無駄にしないようにするのがポイントです。
(ただし、実際は結構守ってないなと、今書きながら思いました…)
タイムブロッキングを効果的に活用するコツとして、「バッファ時間(予備時間)」を入れることが重要です。
(私の場合は、夕方15時からはあまりタスクとして入れておらず、バッファにしています)
最初はざっくりでいいので、「午前中はこれ、午後はこれ」と大まかにブロックを作ってみるのがおすすめです。
先延ばしグセを直すための工夫をする
「やらなければならないのに、つい後回しにしてしまう…」そんな先延ばしグセに悩む人は多いですが、これを改善するには、まず「なぜ先延ばしにしてしまうのか」を理解することが大切です。
多くの場合…
- タスクが大きすぎる
- 完璧にこなそうとするプレッシャーがある
- 単純にやる気が出ない
といった理由が、先延ばしの原因になっています。
先延ばしを防ぐために効果的なのが、「5分だけやってみる」ルールです。
「とりあえず5分だけ始める」と決めることで、心理的なハードルを下げ、自然と作業モードに入ることができます。
実際、一度始めてしまえば、意外とそのまま進められることが多いんですよね。
先延ばしは「性格の問題」ではなく、多くの場合は「仕組みの問題」です。
完璧主義をやめて80%で満足する
時間の使い方が上手な人は、「80%の完成度で十分」と考え、効率よく作業を進めます。
この問題を解決するには、「どこまでやれば十分なのか」を明確にすることがポイント。
「この作業は〇〇の基準を満たせばOK」と判断基準を決めておくと、終わりが見えやすくなり、ダラダラと時間をかけるのを防げます。
また、作業に時間制限を設けるのも効果的です。
あらかじめ時間の枠を決めることで、自然と作業スピードが上がります。
最初は時間をオーバーしてしまうこともありますが、続けるうちに短時間で仕上げるコツがつかめてきます。
完璧を求めること自体は悪いことではありませんが、それが時間を圧迫しているなら、ある程度のところで割り切ることが大切です。
時間をかけるべきことと、ほどほどで済ませるべきことを見極めることが、時間の使い方を上手くするコツです。
まとめ
時間の使い方が上手な人と下手な人の違いは、ちょっとした習慣や考え方の違いから生まれます。
特別な能力があるわけではなく、「自分の時間を把握し、優先順位を決め、無駄なく行動できるかどうか」がカギなんですよね。
今回紹介した「時間の使い方を上手くする8つの習慣」は、どれもシンプルなものばかりです。
まずは、自分の時間の使い方を振り返ることから始め、目標から逆算して動く習慣をつける。さらに、スキマ時間を活用し、先延ばしを防ぐ仕組みをつくることで、日々の時間をもっと有効に使えるようになります。
大事なのは、一気にすべてを完璧にやろうとしないこと。
「これならできそう」と思うものを一つずつ取り入れてみるだけで、少しずつ時間の使い方が変わってくるはずです。
時間はみんな平等に与えられています。その使い方次第で、1日がバタバタで終わるのか、それとも充実した時間になるのかが決まります。
今日からできることを少しずつ試してみて、もっと自由に、もっと充実した時間を手に入れていきましょう!

