なんだか毎日バタバタしてる…
やることは山ほどあるのに、心はどこか置き去り…
そんな風に感じているなら、「スローライフ」がおすすめです。
「スローライフな生き方」なんて聞くと、田舎に移住して畑を耕す…みたいなイメージがあるかもしれません。
でも実は、場所に関係なく、今の暮らしの中でも“スロー”は取り入れられるんです。
このページでは、「スローライフな生き方」ってそもそも何?という基本から、都会でも実践できるヒント、小さな一歩の始め方まで、分かりやすくご紹介します。
忙しい日々に少しだけ余白をつくる、そんなきっかけになればうれしいです。
スローライフな生き方とは
「スローライフ」と聞いて、どんな暮らしを思い浮かべますか?
畑仕事をしながら自然の中で過ごす生活?それとも時計を気にせず、のんびり過ごす毎日?
もちろんそれもスローライフの一つですが、実はもっと広い意味があります。
スローライフとは、”ゆっくり”生きるというより、「自分のペースで丁寧に暮らす」生き方。
忙しさに流されず、本当に大切にしたいものに時間や心を向けるスタイルです。
ここでは、スローライフの基本的な考え方や、よくある誤解についてお話ししていきます。
「今の暮らしの中でもできることあるかも」と思えるヒントになればうれしいです。
- スローライフは忙しさに追われない生き方
- 「スローライフ=田舎でのんびり」とは限らない
スローライフは忙しさに追われない生き方
現代の暮らしは、気づけば予定や通知に追われっぱなし。
「今やってることが本当に自分のしたいことなのか?」なんて考える余裕もないまま、1日が終わっていくことも多いですよね。
スローライフは、そんな毎日をちょっと立ち止まって見つめ直す生き方。
忙しさをゼロにすることじゃなくて、自分で「忙しくしすぎない」ように暮らしを整えることです。
たとえば、朝5分だけゆっくりお茶を淹れる時間をつくるとか、寝る前はスマホじゃなく本を読むとか。
そんな小さな選択が、少しずつ「余白」のある生き方につながっていきます。
「やらなきゃ」よりも「やりたい」に目を向けること。
それが、スローライフの第一歩かもしれません。
「スローライフ=田舎でのんびり」とは限らない
「スローライフって、田舎に移住してのんびり暮らすことでしょ?」と思っている人も多いかもしれません。
でも実は、場所はあまり関係ありません。
都会のど真ん中にいても、スローライフは実現できます。
ポイントは“どこにいるか”ではなく、“どう生きるか”。
つまり、せかせかと毎日をこなすのではなく、自分なりのペースで、丁寧に過ごすことに意味があるんです。
たとえば、通勤途中にお気に入りのベーカリーに寄ってみるとか、昼休みに近くの公園でぼーっとする時間を取るとか。
小さな選択を意識するだけで、都会でも立派なスローライフになります。
「場所を変えなくても、生き方は変えられる」――それが、スローライフの魅力です。
スローライフな生き方を選ぶ人が増えている理由
以前は「早く・多く・効率的に」が理想とされていた時代。でも今、あえてそのスピードから降りて「ゆっくり・少なく・丁寧に」を選ぶ人が増えています。
その背景には、都会での暮らしの疲れや、パンデミックによる価値観の変化、さらには環境意識の高まりなど、さまざまな理由があります。
この章では、なぜ今「スローライフな生き方」が多くの人に選ばれているのか、その理由を3つの視点から見ていきます。
- 都会のストレスや情報過多から離れたい
- コロナ禍をきっかけに見直された「暮らし方」
- サステナブル・シンプルライフとの親和性
都会のストレスや情報過多から離れたい
毎日人ごみの中を通勤して、絶え間ない通知と広告にさらされる都会の生活。
現代人はとにかく情報に囲まれすぎています。
SNS、ニュース、メール、LINE…気づけば一日中“誰か”や“何か”に反応してばかり。
そんな中で「もっと静かな時間がほしい」「自分と向き合う余裕がほしい」と感じる人が増えたのは自然な流れです。
スローライフは、情報やタスクを“選び取る”生き方。
全部に応えず、少しだけ離れてみることで、自分の時間が戻ってきます。
コロナ禍をきっかけに見直された「暮らし方」
コロナ禍は、私たちの「当たり前」を大きく揺さぶる出来事でした。
それまで毎日満員電車で通勤するのが普通だった人が、急にリモートワークになったり、人と会う機会がぐっと減ったり。
「家で過ごす時間」が強制的に増えたことで、多くの人が初めて“暮らし”に意識を向けるようになりました。
「自分は本当はどんな暮らしがしたいのか?」「何を大切にしたいのか?」と、静かに考える余白が生まれたんです。
毎日電車に乗って会社に通う生活が当たり前だったのに、「意外と家でも仕事できる」と気づいたり、「自然に触れるって、癒される」と実感したり。
もちろん、コロナ禍は決してポジティブな出来事ではありませんでしたが、そのなかで「急がなくてもいいこと」「もっと丁寧に向き合いたいこと」を見直すきっかけになったのは事実です。
スローライフな生き方が注目されるようになったのも、こうした“強制的な立ち止まり”を経験したからこそかもしれません。
サステナブル・シンプルライフとの親和性
最近は「サステナブル(持続可能)」や「シンプルライフ」といった考え方も、ライフスタイルの一部として定着しつつありますよね。
スローライフを選ぶ人の多くは、「もっと身軽に、もっと丁寧に暮らしたい」と考えています。
モノをたくさん持つより、必要なものだけで満たされた暮らしを大切にしたい。
地球にも自分にもやさしい選択をしたい。そんな想いを持つ人が増えています。
何かを我慢したり、努力でエコをするというよりは、「自分にとって心地よい選択をしていたら、結果的に地球にもやさしかった」――そんな感覚が近いかもしれません。
スローライフは、まさにこの流れとぴったり。
過剰な消費をやめて、本当に大事なものを大切にする生き方は、結果的に環境にも心にもやさしい暮らしになります。
派手さはないけれど、静かで芯のある選択。
それが、今の時代にフィットしているのかもしれません。
スローライフな生き方を実践するための5つのヒント
スローライフって聞くと、なんだか特別な暮らしをしている人のもの、というイメージがあるかもしれません。
でも実は、ちょっとした心がけや工夫で、今の生活の中にも取り入れられるんです。
大切なのは「ゆっくり生きる」ことではなく、「自分のペースで、自分にとって心地よい暮らしを選ぶ」こと。
ここでは、日常に無理なくスローライフの感覚を取り入れるためのヒントを5つ紹介します。
- 1日1つ「丁寧に行うこと」を決める
- デジタルデトックスを意識する
- 手作業や自然に触れる時間を増やす
- 物を減らして空間を整える
- 消費よりも「体験」を重視する
1日1つ「丁寧に行うこと」を決める
現代の暮らしは、とにかく「効率」が重視されがち。いかに早く、いかに要領よく済ませるかが大事にされることが多いですよね。
でもスローライフでは、あえてスピードを落として「ひとつのことを丁寧にやる」ことを大切にします。
といっても、何もかも丁寧にやろうとすると疲れてしまいます。
そこでおすすめなのが、「今日はこれだけは丁寧にやろう」と1つだけ決める方法。
たとえば、お気に入りの器でコーヒーを淹れるとか、洗濯物をたたむときに、布の感触を楽しみながらゆっくりやってみるとか。
そんな小さな行動でも、「今ここにいる自分」と向き合う時間になります。
それが積み重なると、気づけば暮らし全体が少しずつ柔らかく、やさしくなっていきます。
デジタルデトックスを意識する
スマホ、パソコン、タブレット…現代人の生活は、常に「画面」との関係で成り立っています。
便利さの裏で、SNSやニュース、メッセージなど、次から次へと流れてくる情報に心が疲れてしまうこともありますよね。
スローライフを意識するなら、まずは「情報をシャットアウトする時間」を意識的に作ってみるのがおすすめです。
たとえば、朝起きてすぐにスマホを見ない。夜寝る前の30分だけは画面をオフにして、本や音楽で過ごしてみる。
週に1日は“通知オフデー”を決めて、必要最低限のデジタル接触にとどめるのも効果的です。
最初は落ち着かないかもしれませんが、情報に支配されない時間があると、思考がクリアになり、自分の声が聞こえてきやすくなります。
デジタルとほどよい距離を保つことで、心の余白が生まれるのです。
手作業や自然に触れる時間を増やす
手で何かをつくる、自然の中に身を置く――このふたつは、スローライフの大きな柱です。
日々の忙しさの中では、効率や結果を重視して「できるだけ早く終わらせたい」と思ってしまいがち。
でも手間のかかることには、逆に“余裕”や“豊かさ”が詰まっているんです。
たとえば、週末に野菜をじっくり煮込んでスープをつくる。
手帳に好きなペンで日記を書く。編み物やぬか漬けなどの「手間のかかる趣味」を試してみるのも◎。
私は、よくベーグルを手作りしています。
また、自然に触れる時間もおすすめです。
公園をのんびり歩くだけでもいいし、休日に少し遠出して、川辺や森林を散策するのも心が整います。
「便利さ」から少し離れて、五感をフルに使う時間をつくると、驚くほどリラックスできるはずです。
物を減らして空間を整える
部屋の中にモノがあふれていると、目にも心にも刺激が多くなって、なんとなく落ち着かないもの。
スローライフを実践するには、まず「視界」と「動線」をスッキリさせるのが近道です。
まずは1日1つ、「これもう使ってないな」という物を手放してみるところからスタートしてみましょう。
クローゼットの中、キッチンの棚、引き出しの奥。見直してみると、実は使っていないものが意外と多いはず。
モノが減ると、掃除がラクになり、管理もシンプルになります。
その結果、生活全体が軽やかに、そして穏やかになっていきます。
お気に入りだけが残った空間は、それだけで居心地のよい“自分の居場所”になります。
物を減らすことについて、詳しくは以下でも解説しています。


消費よりも「体験」を重視する
ネットショッピングやコンビニでの衝動買い、一時的には気分が上がるけれど、あとから「なんで買ったんだっけ…?」と後悔することもありますよね。
スローライフでは、そんな「モノで満たす」行動よりも、「体験で満たす」ことを大事にします。
たとえば、朝から近所のカフェでゆっくり本を読む時間。
誰かと料理を一緒に作る時間。季節を感じながら散歩する時間。
こうした時間は、後々まで記憶に残りますし、何より「自分が本当に味わいたかったこと」に近づいている実感があります。
お金の使い方も、モノより体験にシフトしてみると、人生の質がグッと変わっていきます。
「何かを買う前に、それを使う時間をどう過ごすか?」を考えてみると、新しい気づきがあるかもしれません。
都会で実現するスローライフな一日
スローライフといえば田舎暮らしをイメージしがちですが、実は都会でもちゃんと実践できます。
忙しい都市の中でも、自分のペースを取り戻す工夫をすれば、毎日はもっとやさしく整っていきます。
ここでは、都会に暮らす人でも無理なく取り入れられるスローライフな一日を、時間帯ごとにご紹介します。
- 朝:スマホではなくお湯を沸かすところから始める
- 午前:仕事前に15分だけ近所を散歩する
- 昼:手作りのかんたんなお弁当でランチをすませる
- 午後:帰宅後はリラックスできる部屋を作る
- 夜:21時以降は画面を見ずに過ごす
朝:スマホではなくお湯を沸かすところから始める
目覚ましが鳴ったら、いつも通りスマホを手に取る…そんな朝のルーティンを、少しだけ変えてみましょう。
まずはスマホではなく、キッチンへ。ポットに水を入れて、お湯を沸かす。
ほんの数分だけど、お湯が沸く音を聞きながら、窓を開けて空気を入れ替える。
それだけで、一日のスタートがぐっと静かになります。
そのあいだにお気に入りのマグを選んで、ゆっくりと紅茶やコーヒーを淹れる。
朝の5〜10分だけでも、スマホなしで自分の感覚に集中してみると、不思議と気持ちに余裕が生まれてくるはずです。
そのほか、おすすめの朝活アイデアについては、以下でも詳しく解説しています。


午前:仕事前に15分だけ近所を散歩する
出勤や在宅ワーク前の時間って、バタバタしがち。
でも、ほんの15分早く起きて、近所をぐるっと歩いてみるだけで、その日の気分がまるで違います。
朝の空気はまだ少し冷たくて、街は静か。
鳥の声や、風の音、咲いている花に目を向けて歩くと、「今日もちゃんと始まってるな」と感じられます。
家にこもりがちな場合や、会社と家の往復のみの場合、こうした「小さな外との接点」が心のリズムを整えてくれます。
わざわざ自然豊かな場所に行かなくても、街路樹や小さな公園でも十分。朝の散歩、意外と侮れません。
昼:手作りのかんたんなお弁当でランチをすませる
忙しい日でも、ちょっとしたお弁当を自分で作るだけで、ランチタイムがぐっと豊かになります。
といっても、凝ったものじゃなくて大丈夫。
おにぎりにゆで卵、冷凍の野菜をさっと炒めるだけでも、立派なお弁当。
コンビニや外食よりも、自分で詰めたごはんを食べるだけで、なんとなく落ち着くし、午後への切り替えもスムーズです。
もし天気がよければ、近くの公園やベンチで食べるのも◎。
画面から離れて、ただ食事に集中する時間をとるだけで、午後の疲れ方も変わってきます。
午後:帰宅後はリラックスできる部屋を作る
仕事や外出から帰ってきたら、「家が落ち着ける場所になっているか」はスローライフにとって大切なポイント。
まずは、帰ってすぐにできる“切り替えスイッチ”を作ってみましょう。
たとえば、ルームスプレーをひと吹きするとか、間接照明に切り替えるとか、アロマを炊くとか。
そして、なるべく散らかさない仕組みをつくるのもおすすめです。
郵便物を1箇所にまとめる、使ったものを「ついでに戻す」だけでも、部屋の整い方が変わります。
リラックスできる空間づくりは、「自分を大切に扱う」行為でもあります。
がんばらずにできる範囲から、少しずつ整えていきましょう。
夜:21時以降は画面を見ずに過ごす
ついついスマホを見ながらダラダラと過ごしてしまう夜。
でも、あえて「21時以降は画面を見ない」と決めると、不思議と時間がゆっくり流れ始めます。
代わりにするのは、読書やストレッチ、ゆっくりと湯船に浸かる時間。
照明を暗めにして、BGMを流すだけでも雰囲気が変わります。
私は、間接照明にして「焚火の音」を流してリラックスすることが多いです。
最初は物足りなく感じるかもしれませんが、続けていくうちに「この時間が一番好きかも」と思えるようになるかもしれません。
寝つきが良くなるだけでなく、翌朝の目覚めもラクになります。
画面から離れることで、自分の内側と向き合える、そんなやさしい夜にしていきましょう。
まとめ:自分らしいスローライフを見つけよう
スローライフというと、どこか特別な暮らしや大きな決断が必要に思えるかもしれません。
でも実際は、「今ある暮らしの中で、何を選ぶか」という積み重ねです。
スマホをちょっと手放す時間、朝の空気を感じながらお湯を沸かすひととき、自分のペースで丁寧に過ごす1日。
それらすべてが、立派なスローライフです。
大切なのは、「こうすべき」ではなく、「自分にとって心地いいかどうか」。
誰かの真似ではなく、自分にフィットするリズムを見つけることこそが、スローライフの本質です。
都会にいても、忙しい仕事をしていても、ちょっとした選択で暮らしの質は変えられます。
焦らず、無理せず。ときどき立ち止まって、自分の暮らしを見つめ直す――そんなやさしい時間を持つことから、「自分らしいスローライフ」は始まっていきます。










