ミニマリストって、もう時代遅れなのでは?
たま~に寄せられる、こんな言葉。
確かに、一時期のように「断捨離!」「ミニマルライフ最高!」とSNSで盛り上がることは少なくなったかもしれません。
でも、それって「ミニマリズム自体が価値を失った」ことを意味するのでしょうか?
むしろ、物価高や情報過多が進む今だからこそ、ミニマリズムはますます重要になってきているのでは?
と、私は思うんです。
そこで今回は、なぜ「ミニマリストは時代遅れ」と言われるのかを整理しつつ、それでもなおミニマリズムを推したい理由をお話ししていきます。
- ミニマリストが「時代遅れ」と言われる理由
- それでもミニマリズムを推す4つの理由
- 「時代遅れ」といわれることは気にしないのが吉
流行に流されず、自分にとって心地よい暮らしを見つけたい方は、ぜひ読んでみてください!
ミニマリストが「時代遅れ」と言われる理由
ミニマリストはもう古いよね。
結局、続かないライフスタイルだったんじゃない?
ほっとけよ。
ミニマリスト側からしたら、そういうしかありませんが…。笑
ただ、これからミニマリストを目指したいと考えている人がいた場合、それで話を終えるのも不親切ですよね。
ということで、この章では、ミニマリストが「時代遅れ」と言われるようになった理由について解説します。
- 最大のブームは10年ほど前だったから
- 一度ミニマリズムを実践した人が「卒業」している
- 「極端なミニマリスト」の影響で誤解されやすい
そもそもの「ミニマリストとは?」については、以下で解説しています。


最大のブームは10年ほど前だったから
ミニマリズムが本格的に流行し始めたのは、だいたい2010年代の前半から中盤にかけてでした。
2015年ごろになると「ミニマリスト」という言葉が一気に浸透し、SNSやYouTubeでも「持たない暮らし」を発信する人が増えましたよね。
佐々木典士さんなど、ミニマリストのレジェンドが次々に登場。
テレビや雑誌でも取り上げられ、ミニマリスト系の書籍が次々とベストセラーになりました。
こんまりさんのNetflixの番組が2019年。その頃がミニマリズムのピークだったかもしれません。
また、ブームの背景には、当時の社会状況も関係しています。
リーマンショック後の経済不安や、東日本大震災の影響で「本当に必要なものを見直そう」という考えが広まりました。
さらに、デジタル化が進み、モノを持たなくても快適に暮らせる環境が整ってきたことも、ミニマリズムの流行を後押ししました。
でも、どんなトレンドもピークを迎えると、その後は落ち着いていくもの。
さらに、社会の流れも変わってきました。
コロナ禍を経て「おうち時間を充実させたい」と考える人が増えたり、経済が回復し「好きなものを持つ楽しさ」が見直されたりして、ミニマリズムが以前ほど注目されなくなったのも事実です。
ブームとしての勢いは落ち着いたかもしれませんが、それでもミニマリズムが完全に価値を失ったわけではありません。
流行としては過ぎ去ったように見えても、暮らしの本質として根付いている人も多いはずだと私は思います。
一度ミニマリズムを実践した人が「卒業」している
ミニマリズムを実践する人の中には、ある程度までモノを減らした後、自然と「卒業」していく人も多くいます。
ミニマリズムの目的は「必要最小限のモノだけで快適に暮らすこと」であり、一度その状態を達成すると、それ以上減らす必要がなくなる、と考える人も多いからです。
それに、ミニマリズムを突き詰める中で「本当に自分にとって必要なもの」が分かってくると、「減らすこと」自体にこだわらなくなる人も多いです。
たとえば、「最小限の服だけで暮らそう!」と決めていた人が、「やっぱり好きな服は持っていたい」と思い直したり、「家具を減らしたけど、快適さを考えると少し増やしたほうが良かった」と感じたり。
でも、これは「ミニマリズムが不要になった」というより、「各自がちょうどいいバランスを見つけた」と考えたほうがしっくりきます。
ミニマリズムは手段のひとつ。無理に減らし続けるものではありません。
必要なものだけを選び取る感覚が身についたなら、それこそがミニマリズムの成功ともいえると思います。
「極端なミニマリスト」の影響で誤解されやすい
「持ち物はリュックひとつ」「家具ゼロ生活」「服は毎日同じ」
――こんな極端なミニマリストのライフスタイルを目にしたこと、あるんじゃないでしょうか?
SNSやYouTubeでは、こうした“超ストイックなミニマリスト”の発信が話題になりやすい傾向があります。
たしかに、究極のミニマリズムはインパクトがあり、見ている分には面白いもの。
私も、たくさんのミニマリストの発信を、今でも楽しんでいますよ。
でも、その影響で「ミニマリスト=不便な生活」「何も持たずに我慢する人たち」と誤解されてしまうことも少なくありません。
極端なミニマリストが注目を集めることで、「そこまでしないといけないなら、自分には無理」「やっぱりミニマリズムは行き過ぎたライフスタイルなんじゃ?」と、敬遠されるようになってしまうのです。
さらに、「持たないこと」自体が目的化してしまうケースもあります。
これは、私も陥りそうな罠だと思います。
物を減らしすぎて生活が不便になったり、必要なものまで捨てて後悔したり……。
そうしたエピソードが広まることで、「結局、続かないライフスタイル」「やっぱり物を持っていたほうがいいよね」と思われがちです。
でも、本来のミニマリズムは自分にとって本当に価値のあるものを選び、心地よく暮らすことが大切。
極端な例だけを見て「ミニマリズム=時代遅れ」と決めつけるのは、少しもったいないと思います。
何度もいいますが、私は佐々木典士さんやミニマリストしぶさんのフォロワーですよ(笑)
それでもミニマリズムを推す4つの理由
物価の高騰、情報の洪水、環境問題の深刻化……。
私たちの生活を取り巻く環境は、以前にも増して複雑になっています。
そんな中で、「本当に必要なものだけを選ぶ」というミニマリズムの考え方は、暮らしをシンプルにし、心の余裕を生み出す強力なツールになり得ます。


ここでは、「ミニマリズムが今の時代にも必要とされる4つの理由」について詳しく解説していきます。
- 不安が多い今の時代に「少ないモノで満足できる力」が役立つ
- 情報過多の時代にこそ「選択のシンプル化」が必要
- 流行に左右されず、自分軸で生きられる
- 環境負荷を減らし、サステナブルな生き方ができる
不安が多い今の時代に「少ないモノで満足できる力」が役立つ
今の時代、経済の先行きが不透明で、物価は上がるばかり。貯金を増やしたいけど、支出を減らすのは簡単ではありません。
そんな状況だからこそ、「少ないモノで満足できる力」が強みになります。
ミニマリズムを実践していると、「もっと買わなきゃ」「あれもこれも必要かも」といった不安が減ります。
なぜなら、自分にとって本当に大切なものを見極め、それだけで満足できるようになるからです。
たとえば、ファッションなら「自分に似合う服だけを選ぶことで、少ない枚数でも十分楽しめる」。
家具や家電も、「必要最小限にすることで、無駄な出費を抑えられる」。
こんなふうに考えられれば、少ないお金でも満足度の高い生活を送れるようになります。
また、ミニマリズムの本質は「制限」ではなく「選択」です。
ミニマリズム=制限=選択
「モノが少ない=不便」ではなく、「本当に必要なものに囲まれている=快適」という発想の転換が、精神的な安心感にもつながるんです。
この考え方は、ミニマリストが大切にしている「足るを知る」にも近いです。


情報過多の時代にこそ「選択のシンプル化」が必要
気づけば、スマホには未読の通知がずらり。
SNSを開けば無限に流れてくる情報。気になるニュース、セール情報、仕事のメール……。
私たちは無意識のうちに大量の情報にさらされています。
その結果、選択肢が増えすぎて、何を選べばいいのか分からなくなってしまうことも少なくありません。
今の時代、モノだけじゃなく情報のミニマリズムも必要です。
情報が多すぎると、何を選べばいいのか分からなくなるし、余計なことに頭を使いすぎて疲れてしまうんですよね
実際、「決断疲れ」という言葉があるように、私たちは日々、小さな決断を繰り返してエネルギーを消耗しています。
だからこそ、選択をシンプルにすることが大事。たとえば…
- SNSのフォローを整理して、本当に必要な情報だけを受け取る
- ニュースは1日1回にして、何度もチェックしない
- スマホの通知をオフにして、集中する時間を確保する。
こうした「情報の断捨離」をするだけで、驚くほど心がスッキリします。
流行に左右されず、自分軸で生きられる
「このアイテム、今流行ってるらしい!」「このブランド、みんな持ってるから買わなきゃ!」
SNSを見ていると、次々と新しいトレンドが生まれ、「流行についていかないといけない」という気持ちになること、ありますよね。
でも、そんなふうに流行を追い続けるのって、正直キリがないし、疲れます…
ミニマリズムを取り入れると、「流行っているから欲しい」ではなく、「自分にとって本当に必要か?」という視点で選べるようになるのが大きなメリットです。
そもそも、流行は移り変わるもの。
今日の「最新トレンド」も、数年後には「時代遅れ」と言われるかもしれません。
でも、自分の価値観を基準に選んだものなら、どんな時代でもブレることなく、大切にできるはず。
「みんなが持っているから」ではなく、「自分にとって必要だから選ぶ」。
この感覚が身につくと、モノだけじゃなく、人生のあらゆる場面で自分軸を持てるようになります。
自分軸での生き方については、「自分軸で生きる」ための具体的な5つのステップで解説しています。


環境負荷を減らし、サステナブルな生き方ができる
近年、環境問題への関心が高まる中、持続可能な暮らし方が求められています。
ミニマリズムは、「必要以上にモノを持たない」「無駄な消費を減らす」という考え方を通じて、環境負荷の低減に貢献できます。
たとえば、流行に合わせて次々と服を買い替えたり、使い捨てのアイテムをどんどん消費したりするライフスタイルは、どうしても大量生産・大量廃棄を生み出してしまいます。
でも、ミニマリズムを実践すると、「必要な服だけを選び、大切に長く着る」というスタンスを取ることで、無駄な消費を抑えられるんですよね。
さらに、「シンプルな暮らし=少ないエネルギーで快適に過ごせる」という点も重要です。
必要最小限のモノで暮らすことで、収納スペースの確保や家の広さにこだわる必要がなくなり、省エネな生活が可能になります。
「サステナブルな生き方」と聞くと難しく感じるかもしれませんが、ミニマリズムを取り入れるだけで、自然と環境に優しい選択ができるようになります。
ミニマリズムは、単なる個人のライフスタイルではなく、より大きな視点で「環境に優しい生き方」としても価値があるのです。
「時代遅れ」といわれることは気にしないのが吉
ミニマリズムに限らず、どんなライフスタイルや考え方も、時代の流れとともに評価が変わります。
一時的に「トレンド」になり、その後「時代遅れ」と言われることもありますが、それが本当に価値を失ったわけではありません。
ミニマリズムは、ただのトレンドではなく、「本当に必要なものを選ぶ力」を育てる生き方です。
それが時代遅れかどうかは関係なく、自分にとって価値があるなら、それを続けるのが一番大切なこと。
ここでは、「時代遅れ」と言われることを気にしないほうがよい理由について考えてみましょう。
- 流行は移り変わるもの。本当に価値のあるものは残り続ける
- 他人の評価を気にしすぎると「自分の幸せ」が見えなくなる
- 一周回って、また価値が見直されることもある
流行は移り変わるもの。本当に価値のあるものは残り続ける
どんなトレンドも、必ずピークを迎えた後、次の流行に取って代わられます。
でも、本当に価値のあるものは、形を変えながらも残り続けるものです。
たとえば、ファッションの世界では、ミニマルデザインが何度も再評価されています。
派手な装飾が流行した時代もあれば、シンプルで洗練されたデザインが支持される時代もあります。
ライフスタイルにおいても、シンプルで快適な暮らしを求める動きは、今後も完全に消えることはないと私は思います。
むしろ、一度流行が終わったからこそ「本当に必要な人だけが続けるフェーズ」に入ったとも言えます。
そもそも、ミニマリズムは「流行だからやるもの」ではなく、「自分にとって快適な暮らしをつくる手段」です。
たとえ「時代遅れ」と言われようが、実際にミニマリズムによってストレスが減ったり、お金の管理がしやすくなったりしているなら、それはもう立派な『価値があるもの』ですよね。
「流行」ではなく「生き方の一つ」として考えれば、時代の変化に関係なく、自分にとって必要なら続けていいと思います。
他人の評価を気にしすぎると「自分の幸せ」が見えなくなる
「ミニマリストは時代遅れ」「今はもっと物を楽しむ時代だよ」
そんな言葉を聞くと、「自分のやり方は間違っているのかな?」と不安になることもあるかもしれません。
でも、よく考えてみてください…私たちは他人の評価のために生きているわけではないですよね。
「周りにどう思われるか」を気にしすぎると、本当に自分が大切にしたいことが見えなくなってしまいます。
たとえば、ミニマリズムを実践して快適に暮らしていたのに、「おしゃれなインテリアを揃えたほうがいいかな?」「みんなが持っている新しいガジェットを買わなきゃ」と考え始めると、結局また余計なモノが増えてしまう。
そうすると、最初は満足していたはずの生活が、いつの間にかストレスの多いものに戻ってしまいます。
つまり、言わしときゃいい。てこと。
他人の評価やトレンドは、常に変わるもの。
昨日「かっこいい」と言われていたものが、明日には「ダサい」と言われるかもしれません。
でも、自分が本当に心地よく暮らせているなら、それだけで十分でしょ?
他人の評価を気にして選択を変えるのではなく、自分の生き方に自信を持つこと。
それが、流行に流されない本当の豊かさにつながります。
一周回って、また価値が見直されることもある
流行は巡るもの。
一度「時代遅れ」と言われたものが、数年後には「やっぱりいいよね」と再評価されることって、意外と多いですよね。
たとえば、レコードやフィルムカメラなどは、一時期「時代遅れ」の象徴でした。
でも、今では「アナログの良さ」が見直され、若い世代にも人気があります。
同様に、手帳やノートを使ったアナログな情報管理も、デジタルが主流になった現代だからこそ価値が再認識されています。
私も最近は紙のメモや本をよく利用するようになりました。
ミニマリズムも同じで、今は「時代遅れ」と言われることがあるかもしれません。
でも、これから先、また社会の価値観が変われば、「やっぱり物を持ちすぎない方がいいよね」と再び注目される可能性もあります。
特に、物価が上がり続けている今後の世の中では、「少ないモノで豊かに暮らす」ことが強みになるはずです。
まあ、いうて私はどっちでもいいと思いますけどね(笑)。
結局のところ、「流行っているかどうか」は本質的な問題ではなく、「自分にとって必要かどうか」が重要です。
まとめ
「ミニマリストは時代遅れ」と言われることが増えた今、それを気にしてミニマリズムをやめるべきなのか?
そんな疑問に対して、本記事では「なぜ時代遅れと言われるのか」「それでもミニマリズムを推す理由」「流行に流されない生き方の大切さ」について考えてきました。
たしかに、かつてのブームほどの勢いはなくなりました。
でも、それは「ミニマリズムが無意味になった」ということではありません。
むしろ、物価の高騰や情報過多、環境問題など、今の時代にこそミニマリズムの価値がある場面は多いのです。
「流行っているかどうか」に振り回されず、自分の価値観に基づいて暮らすことこそが大切。
結局のところ、ミニマリズムは単なる流行ではなく、人生をシンプルに、豊かにするための考え方。
流行がどうであれ、「自分にとっての最適な暮らし」を見つけることこそが、何より価値のあること。ぜひ、自分に合ったミニマリズムを楽しんでみてください。










