シンプルな暮らしを目指す「ミニマリスト」の対極にある概念として、マキシマリストというライフスタイルが注目されています。
「ミニマリスト」と「マキシマリスト」の違いは以下の通りです。
| ミニマリスト | 必要最低限のものだけで暮らすことを重視する |
| マキシマリスト | 好きなものを最大限に楽しむことを重視する |
「物が多いと散らかるのでは?」「マキシマリストってゴミ屋敷に住む人?」と思うかもしれませんが、実はそうとは限りません。
この記事では、マキシマリストの特徴やメリット・デメリット、そしてマキシマリストとしての生活を楽しむためのポイントを紹介します。
- マキシマリストとはなにか
- マキシマリストの特徴
- マキシマリストのメリット・デメリット
- マキシマリストとして生活を楽しむポイント
今はミニマリストだけど、昔はマキシマリストだったmayuが解説します!
物が多い暮らしに魅力を感じる方も、現在の暮らしを見直したい方も、ぜひ参考にしてみてください。
マキシマリストとは?
冒頭でも解説した通り、マキシマリストとは、「好きなものを最大限に楽しむ人」のことです。ここでは、マキシマリストとはどんな存在なのか、詳しく見てみましょう。
- マキシマリストの意味・語源
- ミニマリストとの違い
- マキシマリストとミニマリストの共通点
マキシマリストの意味・語源
「マキシマリスト(Maximalist)」は、「最大限」を意味する「Maximal(マキシマル)」が語源になっています。
そのため、マキシマリストは「好きなものをたくさん持ち、それに囲まれて暮らすこと」を楽しみます。
ただ、「何でもかんでも増やせばいい」というわけではなく、「自分にとって価値のあるもの」を集めるのがポイント。
マキシマリストの暮らしは個性的で、その人の「好き」が色濃く反映されるのが特徴です。
ただ、物が多い分、管理が大変になることもあります。
ミニマリストとの違い
冒頭でも解説した通り、ミニマリストは「必要最低限のものだけで暮らす」ことを大切にしますが、マキシマリストは好きなものを最大限に楽しむことを重視します。
| ミニマリスト | マキシマリスト |
|---|---|
| 必要最低限のものだけで暮らすことを重視する | 好きなものを最大限に楽しむことを重視する |
どちらも「自分にとって価値のあるものを選ぶ」という点では共通していますが、最適な持ち物の量に対する考え方が真逆です。
たとえば、ミニマリストは「本当に必要な服だけを持つ」のに対し、マキシマリストは「気分やシチュエーションによってたくさんの服を楽しむ」ことを大切にすることが多いです。
同じく、本やインテリア、趣味の道具についても、「厳選して持つか、好きなだけ持つか」という違いがあります。
マキシマリストとミニマリストの共通点
マキシマリストとミニマリストは正反対に思われがちですが、実は共通する部分もあります。それは、「本当に好きなものを大切にする」という価値観です。
| ミニマリスト | マキシマリスト |
|---|---|
| 必要最低限のものだけで暮らすことを重視する | 好きなものを最大限に楽しむことを重視する |
| 「自分が本当に好きなものを選んで持つ」という点では同じ | |
| 「好きなものを楽しむために暮らしを工夫する」という意識が強い | |
ミニマリストは「不要なものを減らし、大切なものだけを残す」ことにこだわりますが、マキシマリストも「自分が本当に好きなものを選んで持つ」という点では同じです。
違うのは、持ち物の量ではなく、「何を大切にするか」という視点です。
結局のところ、大事なのは「持ち物の量」ではなく、「自分にとって心地よい暮らしができているかどうか」です。
マキシマリストもミニマリストも、自分なりのスタイルを楽しめることが何よりも重要なのです。
マキシマリストの5つの特徴
マキシマリストは、単に物を増やすのではなく、「好きなものに囲まれること」を楽しむライフスタイルです。ここでは、マキシマリストの特徴を詳しく見ていきましょう。
- たくさんの好きなものに囲まれることが幸せ
- 選択肢が多いことを楽しむ
- インテリアやファッションに個性がある
- コレクションが好き
- マキシマリスト=ゴミ屋敷に住む、ではない
たくさんの好きなものに囲まれることが幸せ
マキシマリストの一番の特徴は、「好きなものに囲まれていることが幸福感につながる」という価値観です。
たとえば、本が好きな人なら壁一面の本棚を作り、ファッションが好きな人ならクローゼットいっぱいに服を揃える。
大切なのは「ただ持っているだけでなく、それらを楽しむこと」に重点を置いている点だと私は思います。
部屋が多少物で埋まっていても、それがストレスにならず、「この空間が自分らしくて落ち着く」と感じるなら、それがマキシマリストにとっての理想の環境になります。
選択肢が多いことを楽しむ
マキシマリストは、「選べること自体を楽しむ」傾向があります。
たとえば、ミニマリストが「お気に入りの服を少数持つ」のに対し、マキシマリストは「その日の気分やシチュエーションに合わせて、たくさんの服の中から選びたい」と考えます。
これはファッションだけでなく、インテリア、趣味の道具、文房具など、あらゆる場面に当てはまります。
毎回違うカップでコーヒーを飲む楽しさ、大量のアート作品に囲まれる満足感、コレクションの中から「今日はどれを使おう?」とワクワクできる気持ち。
その気持ちも、分かります!
マキシマリストにとっては、選択肢の多さこそが生活の豊かさにつながるのです。
インテリアやファッションに個性がある
マキシマリストのもう一つの特徴は、持ち物に「個性」が強く表れることです。インテリアやファッションが好きな人が多く、自分の好きなテイストを大切にしています。
部屋のインテリアには、色やデザインの統一感よりも、「自分が好きなものを詰め込んだ空間」というこだわりが見えることがおおいです。
ヴィンテージの家具とポップなアートが混ざっていたり、旅行先で買った雑貨が至るところに並んでいたり……シンプルではなく「にぎやかで個性的」な雰囲気を好む傾向があります。
持ち物の数が多くても、「好きなものに囲まれることで自分らしさを表現できる」という考えが根底にあるのです。
コレクションが好き
マキシマリストの多くは、何かしらのコレクションを楽しんでいます。たとえば…
- 本
- レコード
- フィギュア
- アート
- アクセサリー
- 推しグッズ
- 文房具 など…
自分の「好き」に関するものを集めることが、ライフスタイルの一部になっています。
コレクションは「ただ物を増やす」のとは違い、「大好きなものを集める」という喜びを感じやすいもの。
収集する過程そのものが楽しく、集めたものを飾ったり、眺めたりすることで満足感を得られるのです。
マキシマリスト=ゴミ屋敷に住む、ではない
「マキシマリスト」と聞くと、「物が多すぎて部屋が散らかっている人」を想像するかもしれません。
でも、本来のマキシマリストは「好きなものを多く持つ人」であって、「ただ物をため込む人」ではありません。
マキシマリストは、「不要なものを放置する」というのとは違います。
部屋が物で埋まっていても、それらがきちんと管理され、大切にされているのが特徴です。
むしろ、「雑然とした空間の中にも、自分なりのルールや美学がある」という点が、ゴミ屋敷との大きな違いです。
マキシマリストの3つのメリット
マキシマリストの最大の魅力は、「好きなものに囲まれて暮らせること」です。物が多いことはデメリットにもなり得ますが、工夫次第で快適な暮らしを実現することが可能です。
ここでは、マキシマリストならではの4つのメリットを紹介します。
- 趣味を思う存分楽しめる
- 個性的な空間を作れる
- 家になんでもあって便利
趣味を思う存分楽しめる
マキシマリストは、自分の好きなことを存分に楽しめます。趣味に関するアイテムを妥協せずに揃えるため、「これがあったらもっと楽しいのに…」ということになりません。
たとえば、料理が好きな人なら、調理器具や食器を充実させることで、より楽しく料理をすることができます。
推し活をしている方は、推しのグッズを思う存分購入して楽しんだり!
ミニマリストのように「必要最低限の道具だけを持つ」というスタイルが合わない人にとっては、マキシマリストの「とことん楽しむ」というスタイルが、より幸せを感じられるかもしれません。
個性的な空間を作れる
マキシマリストは、自分の個性を空間に反映しやすいという点も魅力です。好きな家具や雑貨、アート作品などを自由に取り入れることで、「自分だけの世界観」を作り上げることができます。
たとえば、シンプルな部屋にワンポイントで好きなアイテムを飾るのではなく、壁一面をポスターやアートで埋め尽くしたり、旅行先で集めた雑貨を並べたり。
賑やかで楽しい空間を作ることができますよね。
「無機質な空間だと落ち着かない」「お気に入りのものがたくさんあるほうがワクワクする」という人にとって、マキシマリストのライフスタイルはピッタリかもしれません。
家になんでもあって便利
マキシマリストは、「あれが必要!」と思ったときに、すでに持っていることが多いです。
たとえば、料理をするときも多くの道具が揃えてあるためスムーズに作業ができます。文房具や日用品も豊富に揃っているため、「必要なときにない」ということがほとんどありません。
ただし、持ち物が多いぶん、きちんと管理しないと「持っているのにどこにあるかわからない」という状況にもなりがちです。便利さを活かすためには、収納や整理の工夫も必要になります。
マキシマリストの4つのデメリット
マキシマリストのライフスタイルには、「好きなものに囲まれて暮らせる」という大きな魅力がありますが、一方で物が増えすぎることによるデメリットもあります。
ここでは、マキシマリストならではの4つのデメリットについて詳しく解説します。
- モノが増えすぎて管理が大変
- スペースを圧迫しやすい
- 片付けや掃除の手間がかかる
- 出費が増えやすい
モノが増えすぎて管理が大変
マキシマリストは「好きなものをたくさん持つ」ことを大切にするため、どうしても物の量が増えがちです。
コレクションや趣味のアイテムが増え続けると、気づいたときには「どこに何があるのかわからない」「収納スペースに収まりきらない」といったことも。
「持っているのに見つからず、結局もう一度買ってしまう」ということが起こることも。そうなると、無駄な出費にもつながります。
物を増やす楽しみがある一方で、「どこに何があるかを把握する」ことも重要になってきます。
スペースを圧迫しやすい
持ち物が増えるほど、収納スペースが足りなくなるのは避けられません。
特に狭い部屋でマキシマリストのライフスタイルを続けると、物を置くスペースがどんどん圧迫され、快適に過ごせなくなることも。
好きなものをたくさん持つことがストレスにならないように、スペースの使い方や収納の工夫が必要になります。
片付けや掃除の手間がかかる
マキシマリストは物をたくさん持っているため、掃除や片付けの手間も増えます。
家具や棚の上に雑貨や本がたくさん並んでいると、ホコリが溜まりやすく、掃除のたびに物をどかす必要があるため負担が大きくなります。
また、片付ける場所が決まっていないと、「とりあえず置いておく」状態になりやすく、気づいたら部屋が散らかってしまうことも。
物の管理が行き届かないと、見た目にも雑然とした印象になり、結果的にストレスを感じる原因になりかねません。
出費が増えやすい
マキシマリストのライフスタイルは、「好きなものを存分に楽しむ」ことが前提のため、どうしても出費が増えがちです。
趣味のコレクションやインテリア雑貨、洋服など、好きなものが多ければ多いほど、それを手に入れるための費用がかかります。
マキシマリストとしての生活を楽しむポイント
マキシマリストの暮らしは、「好きなものを自由に持つ」ことが前提ですが、単に物を増やすだけでは快適にはなりません。
ここでは、マキシマリストの生活を楽しむためのポイントを紹介します。
- モノを買う前に収納を確保する
- 「こだわるポイント」を明確にする
- 定期的に持ち物を見直して本当に好きなモノだけ残す
モノを買う前に収納を確保する
好きなものに囲まれながらも快適に暮らすためには、「新しいものを迎える前に、その置き場所を決めておく」ことが大切です。
- 新しい服を買うなら、クローゼットのどこに収納するかを考える
- 本を増やすなら、本棚に入るスペースがあるか確認する
- コレクションを増やすなら、ディスプレイできる場所を確保する…など
こうした意識を持つことで、物が無秩序に積み上がることを防げます。
また、「収納に入りきらないものは買わない」というルールを決めるのも効果的です。収納スペースを意識することで、ただ衝動的に物を増やすのではなく、本当に必要なものを選べるようになります。
「こだわるポイント」を明確にする
マキシマリストといっても、すべての物を無制限に増やすわけではありません。「何にこだわり、何にこだわらないか」を決めることで、より満足度の高い暮らしを実現できます。
「何でもかんでも増やす」よりも、「自分にとって本当に大切なもの」を明確にすることで、物が増えすぎることを防ぎながら、自分らしい空間を作ることができます。
こだわる部分にしっかり投資し、それ以外のものは意識的に抑えることで、マキシマリストの生活をより快適に楽しめるようになります。
定期的に持ち物を見直して本当に好きなモノだけ残す
マキシマリストは「好きなものに囲まれる」ことを大切にしますが、場合によっては管理が大変になり、かえってストレスを感じることもあります。
そこで重要なのが、定期的に持ち物を見直すことです。
たとえば、1年に1回でもいいので、「今もこのアイテムを気に入っているか?」と考えてみる。もし、以前は好きだったけれど今は使っていないものがあれば、それは「手放してもいいもの」かもしれません。
定期的に持ち物を見直し、本当に気に入ったものだけを残す。
そうすることで、物に埋もれることなく、自分にとって最適なバランスを見つけることができるはずです。
物の減らし方については、「物を減らすコツ」でも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。


ミニマリストからみた「マキシマリスト」はどんな人?
私もかつてはマキシマリストだったので、気持ちはよーくわかります!


好きなものに囲まれることの楽しさ、大量の本や服、雑貨に囲まれながら「これが自分の世界だ」と感じる心地よさ。
マキシマリストの生き方は、決して否定されるべきものではなく、一つの豊かな価値観です。
「本当に好きなものにこだわるマキシマリスト」は、根本的にはミニマリストと似た考え方を持っていると感じます。
ミニマリストは「少ないもので満足する」ことを大切にしますが、マキシマリストもまた「好きなものを大切にする」という点では共通しています。
物の量は違っても、「自分にとって価値のあるものを厳選する」という意識は同じなのです。
ただ、もし今の暮らしに不便を感じたり、「物が多すぎて疲れる」と思うことがあるなら、それは「本当に大切なものだけに囲まれているか?」を見直すタイミングかもしれません。
私は、モノに囲まれても案となく不安が拭い去れなくて、ある日突然、ミニマリストに転向しました。
結果的に、大満足です!


もし「物が多すぎて楽しめていない」と感じるなら、一度「本当に好きなものだけに絞る」ことを試してみるのも良いかもしれません。
好きなものに囲まれる喜びを維持しつつ、ストレスなく快適に暮らすためのバランスを探ることが、マキシマリストにとっての理想の暮らしにつながるはずです。
まとめ
マキシマリストとは、「好きなものをたくさん持ち、それに囲まれて暮らすことを楽しむ人」です。
ミニマリストが「少ないもので満足する」ことを大切にするのに対し、マキシマリストは「選択肢の多さ」や「物を持つことそのものの喜び」を重視します。
どちらが良い・悪いということではなく、それぞれが「自分にとって心地よい暮らし方」を選ぶことが大切です。
もし今の暮らしが「物が多すぎて楽しめていない」と感じるなら、一度持ち物を見直してみるのもいいかもしれません。
大切なのは、「自分にとって本当に必要なものを選ぶこと」。自分の好きなものを最大限楽しめるスタイルを見つけて、心地よい暮らしを実現していきましょう!










