気づけば誰かと比べて落ち込んだり、焦ったりしてしまう……。
人と比べることが習慣になると、必要以上にストレスを感じたり、自分に自信を持てなくなったりすることがありますよね。
人と比べない7つの方法
- 日記やメモで自分の成長ログを付ける
- SNSの使い方を見直す
- 人の成功を「自分の学び」として活用する
- 自分だけの小さな目標を立てる
- 「できたこと」に目を向ける
- マウンターとは距離を置く
- 成長することを重要視しすぎない
人と比べないためには、上記のようなことを実践するだけでなく、そもそも、「どうして人と比べてしまうのか」についても深堀りすることが大切です。
この記事では、人と比べる心理の仕組みを理解し、比較の習慣を手放すための具体的な方法を紹介します。
人と比べない7つの方法
人と比べることは、無意識のうちにしてしまいがちなもの。でも、そういう「クセ」は意識を変えることで徐々に減らしていくことができます。
ここでは、人と比べずに自分の成長を感じながら生きるための7つの方法を紹介します。
人と比べない7つの方法
- 日記やメモで自分の成長ログを付ける
- SNSの使い方を見直す
- 人の成功を「自分の学び」として活用する
- 自分だけの小さな目標を立てる
- 「できたこと」に目を向ける
- マウンターとは距離を置く
- 成長することを重要視しすぎない
日記やメモで自分の成長ログを付ける
人と比べる癖をなくすには、比較の対象を「他人」ではなく「過去の自分」に置き換えることが大切です。そのために効果的なのが、日記やメモで自分の成長ログを記録することです。
成長ログといっても、難しく考える必要はありません。たとえば……
- 今日できたこと
- 1週間前と比べて成長したこと
- 以前は苦手だったけれど、少し克服できたこと
など、小さな変化をメモするだけでも十分です。「1週間前は5分しか運動できなかったけれど、今日は10分できた」「以前より仕事の資料をスムーズに作れるようになった」といった具体的な記録を残すことで、成長を実感しやすくなります。
大きな目標ではなく、些細なことを目標にすることがおすすめです。
こうした記録を続けていると、他人と比べるよりも「自分がどれだけ成長したか」に意識が向くようになります。それに、落ち込んだときに振り返ることができるのもメリットです。
大切なのは、完璧に続けようとしないこと。毎日記録するのが難しければ、1週間に1回でもOKです。自分に合ったペースで、自分の変化を可視化することがポイントです。
SNSの使い方を見直す
人と比べないためには、SNSの使い方を意識的に見直すことが大切です。
SNSは、人と比較しやすい環境のひとつ。他人のキラキラした生活や成功ばかりが目に入ると、自分と比べてしまい、「自分の人生は平凡すぎるのではないか」と思ってしまいますよね。
実際は、SNSに投稿されるのは、その人のごく一部なのに。
人と比べないために、フォローするアカウントを厳選し、ネガティブな気持ちになりやすい投稿をするアカウントはフォローを外すか、ミュートするのも一つの方法です。
また、「SNSを開く時間を決める」「スクリーンタイムを設定する」といった工夫をするのおススメ。
何となくSNSを開いてしまうと、無意識のうちに他人と比べる機会が増えてしまいますからね。
SNSは使い方次第で、比較を生むツールにもなれば、自己成長のためのツールにもなります。心の負担を減らすためにも、意識的に使い方を見直してみましょう。
人の成功を「自分の学び」として活用する
人と比べないようにするためには、成功した人をただ羨ましく思うのではなく、「自分の学び」として活用する考え方を持つこともひとつの方法です。
誰かが成果を出しているのを見たときに、「自分もこうなりたい」と落ち込むのではなく、「この人はどんな工夫をしたのだろう?」「自分に取り入れられることはあるだろうか?」と前向きに考えることで、比較によるネガティブな感情を減らせます。
たとえば、仕事で成果を出している人を見て「すごいな」と思ったとき、その人がどんな努力をしたのかを観察し、自分も実践できる部分を取り入れてみると、他人の成功がモチベーションに変わります。
成功している人は、最初から順調だったわけではありません。
その過程を知ることで、「自分にもできることがある」と前向きに考えられるようになり、人と比べることに意味を感じなくなるはずです。
自分だけの小さな目標を立てる
人と比べることを減らすためには、自分の中で完結する目標を持つことが重要です。目標が他人基準になっていると、達成しても満足できず、「もっと上を目指さなければ」と感じてしまうことがあるためです。
他人と関係なく、自分が「これを達成できたら嬉しい」と思える小さな目標を設定する。
目標は、大きすぎるものではなく、シンプルで短期間で達成できるものが理想です。たとえば……
- 週に1回運動する
- 1ヵ月で本を一冊読む
- 毎朝5分だけ早く起きる
といった具体的な目標を立てると、達成しやすく、成功体験を得られます。
目標を達成したら、自分を褒めることも大切。
「小さなことでも達成できた」という成功経験を積み重ねることで、自分の軸を強くし、他人と比べる必要がないと実感できるようになります。
ちなみに、目標は必ず自分でコントロール可能なものにしてください。例えば「1ヵ月で3キロ痩せる」「売り上げを120%にする」など、具体的にコントロールしきれないものは目標としておススメできません。
「できたこと」に目を向ける
人と比べないためには、「できていないこと」ではなく、「できたこと」に目を向ける意識が大切です。
比較してしまう人の多くは、無意識のうちに自分の欠点ばかりを探し、他人の優れた部分と比べてしまいがちです。
どんなに小さなことでも「できたこと」に意識を向けると、他人と比べなくなってきます。
たとえば、、、
- 今日は朝スッキリ起きられた
- いつもより集中して仕事ができた
- 少しだけど運動できた
など、日常の中の小さな成功を見つけることが重要です。完璧でなくても構いません。
昨日より少しでも良くなっていたら、それは十分な成長です。
ちなみに、この考え方は「足るを知る」の哲学にも通じています。
「足るを知る」については「「足るを知る」とは?」でも解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。


マウンターとは距離を置く
人と比べる癖をなくしたいと思っていても、周囲に「マウンター」がいると、どうしても気になってしまいますよね。
マウンター……自分の優位性をアピールし、相手と比較しながら自分の価値を高めようとする人。
仕事や学歴、収入、持ち物、ライフスタイルなど、あらゆることでマウントを取ろうとする人がいると、否応なく比較する環境に巻き込まれます。
ほんとにダルいよね。
もし、周りにマウンターがいるなら、可能な範囲で距離を置くのがベストです。付き合いを完全に断つのが難しい場合でも、会話の頻度を減らしたり、無理に話を合わせないようにすること。
相手にしないのが一番ですからね。
また、「自分はマウントを取られている」と意識しすぎると、相手の言動に過剰に反応してしまうことがあります。そういうときは、「この人は自分を大きく見せることで安心したいのだな」と割り切って、真正面から受け止めないようにしましょう。
マウンターの言葉を真に受けず、自分の軸を大切にすることが、人と比べないためのコツです。
成長することを重要視しすぎない
人と比べることをやめる最も効果的な方法は、自分の「成長」にばかり目を向けすぎないこと。
人は、「成長する」ことを重要視しすぎていると感じます。
「成長至上主義」という言葉があるから知りませんが……「脱成長」という言葉は最近よく聞きます。成長することだけに価値を置くのはどうだろう?という考え方です。
(実際には、環境問題や経済などマクロ視点から語られることが多い言葉です)
私は、この考え方には多少なりとも共感します。
成長することだけが人間の達成すべきもので、成長しないなら停滞していると思うのは誤りです。
大切なのは、「毎日、前に進まなくていい」ということ。長期的に見て、自分らしく過ごせているなら、サボったり失敗しても、何の問題もありません。
人と比べるのではなく、過去の自分と向き合うことで、焦りや不安を感じることが減り、より穏やかに自分のペースで生きられるようになります。
そもそも、なぜ人は比べてしまうのか
人と比べることをやめようと思っても、なかなか完全に手放すことは難しいものです。ここでは、人がつい他人と比べてしまう3つの理由を解説します。
- 「人と比べる」ことが評価基準になっているから
- SNSが比較を加速させているから
- 家庭環境による影響
「人と比べる」ことが評価基準になっているから
社会の中では、何かを評価するときに「他者との比較」が基準になることが多く、これが人と比べる習慣を助長しています。
学校ではテストの点数で順位がつけられ、企業では売上や実績で評価されるなど、あらゆる場面で「相対評価」が用いられています。そのため、子どもの頃から「人より優れていなければならない」「他人と比べて自分の価値を判断する」という考え方が染みついてしまいがちです。
また、日本に限らす資本主義社会において「競争は必須である」という側面があり、常に「誰が上で、誰が下か」という比較が行われています。
たとえば、進学や就職においても、「有名な学校に入ること」「大企業に勤めること」が成功の指標とされることが多く、それが「他人と比べることが当たり前」という感覚を生み出しているのです。
つまり、社会の仕組みそのものが比較を前提としているため、意識しない限り、人と比べることをやめるのは難しいのです。
実際には、現代では必ずしも「人より優れていること」が幸せにつながるわけではないですよね
「自分にとっての幸せ」を基準に生きることが、より充実した人生を送る鍵になるのです。
SNSが比較を加速させているから
SNSは、人と比べることを無意識のうちに加速させる要因のひとつです。
昔は、他人の生活や成功は身近な人の範囲でしか見ることができませんでした。ところが、SNSが普及したことで、全く関係のない人の華やかな暮らしや成功が簡単に目に入るようになりました。
SNSでは、誰もが「良い部分」を切り取って投稿するため、現実よりも魅力的に見えがち。
たとえば、「海外旅行を楽しんでいる」「高級レストランで食事をしている」「理想的なライフスタイルを送っている」といった投稿が並ぶと、それを見た人は「自分はこんなに充実した生活を送れていない」と感じやすくなりますよね。
また、SNSは「いいね」やフォロワー数といった数字で評価が可視化されるため、それが人と比べる意識を強める原因にもなります。「あの人の投稿はこんなにいいねがついているのに、自分の投稿は少ない」といった比較が、知らず知らずのうちに自己肯定感を下げてしまうのです。
家庭環境による影響
幼少期の家庭環境も、人と比べる習慣に大きく影響を与えます。
親が子どもを育てるときに「○○ちゃんはもっとできるのに、あなたはどうしてできないの?」といった言葉を使うと、子どもは「人と比べて自分の価値を測るものだ」と思い込むようになります。
また、兄弟や姉妹がいる家庭では、「お兄ちゃんは成績がいいのに、あなたは…」といった比較をされることもあるかもしれません。このような経験を重ねると、「人より優れていないと認めてもらえない」「常に他人と競争しなければならない」という考え方が根付いてしまいます。
大人になってからも、こうした幼少期の影響が続いてしまうかもしれません。
今になって過去の家庭環境を変えることはできなくても、「自分が本当に大切にしたい価値観は何か?」を考えることで、比較の呪縛から解放されることができます。親の価値観ではなく、自分自身の基準で生きることを意識するだけで、少しずつ「人と比べる」ことから自由になれるはずです。
人と比べないための超シンプルなフレームワーク3ステップ
人と比べないようにしたいと思っていても、気づけばまた誰かと比較してしまう、ということはよく起こりがちです。
「比較することをやめよう」と決意するだけでは十分ではなく、実際に「比較の感情」と向き合い、処理するステップが必要だからです。ここでは、人と比べることを減らし、心を穏やかに保つためのシンプルな3ステップを紹介します。
まずは「比べている」ことに気づく
人と比べないための第一歩は、「今、自分は誰かと比べている」という事実に気づくことです。
多くの人は無意識のうちに比較をしていて、それがストレスになっていることにすら気づいていません。
「なんとなく焦る」「劣等感を感じる」「イライラする」などの感情が出てきたとき、それが比較によるものなのかを冷静に観察してみましょう。
大切なのは、ただ漠然と「比べてしまうことが多いな」と思うのではなく、「今まさに比べている」という瞬間に気づくことです。
たとえば、SNSを見て誰かの投稿にモヤモヤしたとき、職場で同僚の評価を聞いて焦りを感じたときなど、「あ、今自分は比較のスイッチが入っているな」と認識できるようになることが重要です。
このステップが難しいのは、私たちが自分の感情や考えに無頓着になりがちだからです。それでも、気づくことができるようになると、比較のループに陥る前に対処しやすくなります。
「比べる」という感情を観察してみる
比較の瞬間に気づいたら、「なぜ比べてしまったのか?」を考えてみます。ただ漠然と「人と比べてしまったな」と思うだけではなく、「どんな感情が湧いてきたのか」「なぜその比較が気になったのか」を観察することが大切です。
たとえば、SNSで友人が理想的なキャリアを築いている投稿を見てモヤモヤした場合、「何が嫌だったのか?」を具体的に考えてみます。
- 自分が今の仕事に不満を感じているから?
- 「成功していないと認められない」という思い込みがある?
もし仕事に不満があるなら、「じゃあ、自分はどうしたいのか?」という方向に考えをシフトできますし、「成功していないとダメ」という価値観があるなら、それを見直す機会になります。
感情には、「悔しい」「悲しい」「焦る」などさまざまな種類がありますが、それぞれに理由があります。比較したことで何を感じたのか、それは本当に必要な感情なのかを考えることで、自分の本当の課題が見えてくることもあります。
比べることで湧いた感情をいったん忘れる
比較していることに気づき、感情を観察できたら、次はその感情を手放すことを意識します。
人の脳は、注意を向けたものを強く意識するようになっています。つまり、比較の感情にとらわれていると、それがどんどん増幅してしまうのです。逆に、意識を別のものに向けることで、比較によるモヤモヤは自然と薄れていきます。
やり方はシンプル。ただ「気を逸らす」ことです。
たとえば何かの看板が目に入ったら、心の中でそれを読み上げてみる。近くにあるものの色を観察してみる。これだけでも、意識を切り替えるきっかけになります。
瞑想に慣れている人なら、呼吸に集中するのも効果的です。自分の感情が比較によって揺さぶられたとき、「この感情は一時的なものだから、別のことに意識を向けよう」と「スッ…」と切り替えるだけでも、気持ちはかなり楽になります。
物理的に環境を変えるのもおすすめです。
比較してしまうSNSを閉じる、外に散歩に出る、体を動かすなど、意識を「今この瞬間」に引き戻す行動をすると、比較の感情に振り回されることが減っていきます。
「比べない」ために最も重要なのは「気づく」こと
この3ステップの中で、一番難しいのは「比べていることに気づくこと」です。多くの人は、自分が比較していることに無自覚なまま、「なんとなく焦る」「なんとなく不安になる」といった感情だけを抱えてしまうためです。
でも、「今、自分は誰かと比べている」と認識するだけで、比較の感情に飲み込まれにくくなるはず。
そこに気づくことができれば、あとはその感情と向き合い、手放す練習をするだけです。この3ステップを繰り返していくと、少しずつ比較の習慣から抜け出し、「人は人、自分は自分」と思えるようになっていきます。
まとめ
人と比べることは、人間の本能や社会の仕組みの中で自然に行われてしまうもの。でも、それによって必要以上に劣等感を抱いたり、焦りを感じたりするのは、本来の自分らしさを見失う原因になります。
人と比べない7つの方法
- 日記やメモで自分の成長ログを付ける
- SNSの使い方を見直す
- 人の成功を「自分の学び」として活用する
- 自分だけの小さな目標を立てる
- 「できたこと」に目を向ける
- マウンターとは距離を置く
- 人ではなく「過去の自分」と比較する
人と比べないことで、焦りやストレスが減り、自分のペースで充実した人生を歩めるようになります。
完璧に比較をやめることは難しくても、少しずつ意識を変えていくだけで、心は確実に軽くなっていくはずです。今日からできることをひとつずつ試して、自分の軸で生きる習慣を身につけていきましょう!










