ミニマリストは災害に弱い?そのイメージ、非常時に通用しないかもしれません

ミニマリストは災害に弱い

──そんな言葉を聞いたことはありませんか?

たしかに、非常食の備蓄や防災グッズが少なそうなイメージを持たれやすいミニマリスト。

“持たない暮らし”が命を守る局面で不利に働くのでは?という声も根強くあります。

でも、実際にミニマリストとして暮らし、災害への備えも続けてきた立場から言わせてもらうと、

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それはちょっと違うかも。

災害は、モノの量ではなく「判断力」と「行動力」が生死を分ける場面

そしてそれは、ミニマリストが得意とする部分でもあります。

この記事では、「なぜミニマリストは災害に弱いと言われるのか?」という一般的な見方に触れつつ、実はミニマリストだからこそ災害に強くなれる理由をご紹介します。

この記事を読めば分かること
  • ミニマリストが災害に弱いと言われる理由
  • 実はミニマリストだからこそ災害に強い
  • 私が実践する「ミニマリスト的防災の実例」

災害に強い暮らし方は、必ずしもモノを増やすことではないと私は思います。

mayu

“選び抜く力”と“必要な備え”があれば、ミニマリズムは非常時にもちゃんと機能します。

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ミニマリストが災害に弱いと言われる理由

なぜ「ミニマリスト=災害に弱い」と言われるのか?

実はこのイメージ、いくつかの現実的な懸念からきているのも事実です。

ここでは、そうした「災害に弱い」と言われる理由を整理し、どこまでが誤解で、どこからが本質なのかを掘り下げていきます。

POINT
  • 非常食や水など備蓄が少ない印象
  • 避難生活に必要な道具が不足していると思われている
  • ライフラインが止まった時の選択肢が少ないと思われている

非常食や水など備蓄が少ない印象

ミニマリストって、非常食とか水の備蓄もしてなさそう

──そんなふうに思われること、けっこうありますよね。

たしかに、“余分は持たない暮らし”をしている私自身、「いつ使うかわからないものをわざわざ置いておくのはちょっと…」という気持ちはよくわかります。

非常時しか出番がない、かさばる、賞味期限の管理が面倒──このあたり、ミニマリズムとは相性が悪そうに見えるのも納得です。

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でも実際は、「全く持たない」人ばかりじゃないんですよね。

“なんでもかんでも置く”のではなくて、必要なものをちゃんと選んで、必要なぶんだけ持つ。そういうスタイルの人も多いです。

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むしろ、ミニマリストであればあるほど災害への意識が高い印象。

だから、「備蓄が少なそう」という印象だけで、ミニマリストをひとまとめにするのは、ちょっと違うかなと思います。

避難生活に必要な道具が不足していると思われている

避難所での生活って、ただ物が足りないだけじゃなくて、ストレスとの戦いだと聞きます。

毛布がない、トイレに長蛇の列、スマホの充電ができない、明るくて寝られない……。

アイマスクや耳栓みたいなちょっとした道具があるだけで、気持ちの余裕が全然変わってくるはず。

でも、ミニマリストって「普段使わないものは持たない」が基本スタンスなので、「そういうグッズまで削ぎ落としてるんじゃ?」って思われることがあるんです。

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もちろん、実際に「備えてなくて困った」っていう人の話もあります。

けど、それってミニマリズムそのものがどうというわけでなくて、“何を必要最小限と考えるか”という価値観によるんですよね。

多分多くのミニマリストは、最低限でも「足りている」と感じるスキルがあるので、本当に苦しい時でもある程度納得して生活できると思います。

mayu

そもそも、普段のモノが少ないのでね。

最悪、心地悪くても死ななければ御の字かな、という気持ちは災害時だけでなく常に持っている人が多いと思いますね。

mayu

ただし、HSPの私は、ミニマリストではあるけど耳栓とアイマスクはちゃんと防災バッグに入れています(笑)。

ライフラインが止まった時の選択肢が少ないと思われている

災害時に電気・水道・ガスといったライフラインが止まると、生活に必要なインフラをどう代替するか?という“選択肢の幅”が問われます。

ここでもミニマリストは、「選択肢が少ない=柔軟に対応できない」という見方をされがちです。

普段から「電気が使えればOK」という生活をしていると、停電時の対策が薄いとみなされる。

ガスが止まってもカセットコンロがない、水が止まってもバケツがない、というように、「何かが止まった瞬間に詰むのでは?」という懸念が浮かびます。

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確かに蓄電池とか、そういうものは持ってないミニマリストがほとんどだと思います。

実際には、一つのアイテムに複数の役割を持たせたり、最小限で最大限の効果を出す工夫をしてる人も多いんです。

たとえば「LEDランタンがモバイルバッテリーも兼ねてる」とか、「アウトドア用品を日常使いしつつ、災害時にも使えるようにしてる」とか。

つまり、「数が少ない=リスクが高い」ではなく、「少なくても回るように設計されてるか」が本質なんですよね。

私も、ベッドライトには災害用のパナソニックの電球を普段から使っていますし、電動アシスト自転車のバッテリーはモバイルバッテリーになります。

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ここも、どこまで災害時に快適性を求めるか、の問題のようにも思います。

実はミニマリストだからこそ災害に強い

ここまで見てきたように、ミニマリストには「災害に弱いのでは?」という一般的なイメージがあります。

でも実際には、ミニマリスト的な暮らし方こそ、非常時に強さを発揮する一面もあるんです。

なぜなら、災害時に本当に必要なのは、“たくさんのモノ”ではなく、“迷わず動ける判断力”や“管理された備え”だからです。

ここからは、「むしろミニマリストだからこそ災害に強くなれる」理由について、具体的に掘り下げていきます。

POINT
  • モノが少ないので避難時に即行動できる
  • 避難所でも快適に過ごせる“暮らし耐性”がある
  • 防災グッズも選び抜かれてる可能性が高い
  • モノの倒壊被害の可能性が低い

モノが少ないので避難時に即行動できる

災害時、最も大切なのは「早く、正しく、動けるか」です。

だからこそ、私はミニマリストは災害に強いと思います。

(ミニマリスト以外が災害に弱い、ということではありません!)

ミニマリストの強みは、日頃から“何がどこにあるか”を正確に把握していること

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モノが少ない分、必要なものをすぐ手に取り、身軽な状態で避難に移れるんですよね。

また、避難所での生活を想定して、必要最小限の持ち出しリストを普段から決めている人も多く、「迷いゼロで動ける」ことは想像以上に大きなアドバンテージになります。

“最小構成で逃げられる力”こそが、ミニマリズムの真骨頂とも言えるでしょう。

避難所でも快適に過ごせる“暮らし耐性”がある

避難所って、プライバシーがなくて、床は硬くて、音もうるさくて……とにかく落ち着かない場所です。

「ここで何日も過ごすの?」と思った瞬間に、精神的にぐったりしてしまう人も多いのが現実。

でも、ミニマリストは“モノが少ない空間で心地よく暮らす”ことに慣れてるケースが多いんですよね。

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快適でないケースでも「まあ、いいか」と感じられるメンタルがある

これは単なる我慢ではなくて、「足るを知る」=“なくても満ちる”感覚に近いもの。

ミニマリズムって、物理的なモノを減らすだけじゃなく、「もっと欲しい」「もっと必要かも」っていう心の不安も手放していく暮らし方なんですよね。

だから、避難所でも「不便だけど、なんとかなる」「これがあればOK」って、気持ちを切り替えるのがうまい人が多いと思います。

もちろん、全員がそうってわけじゃないけど、普段から“ないこと”に慣れているぶん、いきなり環境が変わってもそこまで動じないっていう人が多いと思います。

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とはいえ私は騒音だけは不安なので、耳栓はちゃんと準備しますが(笑)

防災グッズも選び抜かれてる可能性が高い

ミニマリストは“とりあえず揃える”という発想をしません。

何を持つか、なぜそれが必要か、どこに置くのか──すべてを徹底的に選び抜く人たちです。

その結果、防災グッズに関しても「とにかく一通り買ったけど、使い方が分からない」なんてことが少ない。

代わりに、軽量・多機能・高品質・普段の生活で兼用できるなど、目的に合った“最適解”を持っているケースが目立ちます。

  • モバイルバッテリー機能付きのLEDライト
  • 吸湿・速乾・防臭で季節問わず快適なインナー
  • 日常でも使えるアウトドア用品を防災用に兼用

こうした工夫は、「数は少ないけれど、質は高い」ミニマリズム的防災の特徴です。

モノの倒壊被害の可能性が低い

はっきり言いますが、さすがにミニマリストは倒壊被害の可能性が圧倒的に低いです。

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こればかりは、さすがにミニマリストの圧倒的勝利。異論は認めない。

ミニマリストの家って、そもそも倒れそうな家具がほとんどないケースも多い。

高い場所にモノを置かないから、落ちてくる心配も少ないし、床や通路にもモノが置かれてないから、停電して真っ暗でも足元が安全っていう意外なメリットもあります。

しかも、部屋がすっきりしていると非常口や通路がモノでふさがれることもないので、いざという時にサッと逃げられる構造になってるんですよね。

私が実践する「ミニマリスト的防災の実例」

ここからは、私自身が実践している“ミニマリズムと両立する防災の工夫”を、リアルに紹介します。

多くを持たないからこそ、必要なものを選び抜く。

そんな視点での備えが、災害時にどう機能するのか、具体的な例とともにお見せします。

POINT
  • 葬儀の引き出物の防災セットを活用
  • 水は2リットルペットボトルを6本
  • 電動アシスト自転車のバッテリーで充電

葬儀の引き出物の防災セットを活用

ちょっと意外に思われるかもしれませんが、私の防災セットのベースは「葬儀の引き出物」にもらったもの。

中身はかなり実用的で、非常用のラジオライト、簡易トイレ、アルミブランケット、保存水など、“あって助かる系の最低限”がすべて揃っている内容でした。

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ここまでいろいろ偉そうに語りましたが、ようは市販の防災セットをアレンジして使っているってことです(笑)

一応、中はきちんと確認して、補強した方が良いものは補強しています。

例えば数日分の下着とか、500mlペットボトルの水、常備薬(これは最重要)とか。

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一つずつ自分で選ぼうかなとも思ったんですけど、その労力が無かったので。

そういう場合は、防災セットをうまいこと使うのがおススメ。

水は2リットルペットボトルを6本

水の備蓄は、正直ミニマリストにとっては少し悩ましいテーマです。「重い・かさばる・使わない」と三拍子揃って、日常生活ではかなりの存在感。

私の場合、2Lペットボトル×3本=6Lを常にストックしています。

これは、1日1人あたり3Lが目安とされている備蓄量の、ちょうど2日分。

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ちょっと少ないですけど、それでいいのです。

災害時に水のストックが必要になるケースって、家から一歩も出られないケースですよね。

それ以外の多くの場合は、避難所で過ごすことが多くなるはずなので。

山間部や海の近くならともかく、横浜にいてマンションから一歩も出られないって相当のケースです。

その場合は、本当に命がどうなるのか分からないケースで、トイレや快適性のことなんて全く気にしなくていいようなとんでもない災害です。

そんなとんでもない災害時には、当然「生きること」が最大の目的になるはずです。

6Lの水があれば、基本的には1ヵ月らいは死なないはずです。超苦しいかもしれませんが。

現実的には、避難所にもいけないほどの災害の場合は、ものすごく怪我をしているとかで動けない場合。

それでも救助が来るまで1ヵ月もかからないです。(かかったらもうしょうがないです)

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それが、私の「水の備蓄」の考え方です。

ちなみに、水は「非常用」としてどこかにしまい込むのではなく、日常的に飲みながら、ローリングストックで回していくスタイルにしています。

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ただし、これはあくまでも独り身の私の考え方なので、各々で必要な分を備蓄してください。

電動アシスト自転車のバッテリーで充電

停電時にスマホのバッテリーが切れるのは、本当に困る事態です。

私が使っているのは、電動アシスト自転車のバッテリーをモバイルバッテリーとして使う方法

これは、外部出力(USBポート)付きのモデルなら可能で、日常使いのバッテリーがそのまま災害用の電源にもなるという優れモノ。

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わざわざ専用のポータブル電源を買うより、「今すでに持っているものを、どう災害時に転用できるか?」という視点が大切。

しかも自転車自体が「ガソリン不要の移動手段」として機能するので、災害時にガソリンスタンドが機能しなくなっても、行動の自由を保てる選択肢にもなります。

まとめ:ミニマリズムは“減らす”ことで強くなる

「ミニマリストは災害に弱い」と言われることがあります。確かに、“モノが少ない”というイメージだけを見ると、備えが足りないように感じるのも無理はありません。

でも本質は、「どれだけモノを持っているか」ではなく、「本当に必要なものを選び、それを確実に使いこなせるかどうか」にあります。

ミニマリズムは、ただ減らすだけの思想ではありません。余分を手放し、必要なものを見極める──その選択の積み重ねは、むしろ非常時にこそ力を発揮します。

“モノを持たない不安”に振り回されるより、“本当に必要な備え”を持つ安心を選ぶのがおすすめ。

災害に強いミニマリズムは、今すぐにでも始められます。

mayu
フリーランス
横浜のワンルームでひとり暮らしをしながら、シンプルライフを実践中。
モノや情報に振り回されないシンプルな生活を目指し、日々の気づきや工夫をで発信しています。
元・モノに埋もれていた人間です。
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