「片付けなきゃ」と思っているのに、気づけば部屋が散らかっている
そんな自分にモヤモヤして、「私ってだらしないのかな…」と落ち込んでいませんか?
だらしないとか思わなくてOKです!
実は、片付けられないのにはちゃんと理由があります。
心の状態、生活のリズム、環境、考え方——いろんな要因が重なっているだけのことです。
この記事では、片付けられない原因を丁寧に整理しながら、今日から少しずつできる対策や、無理なく続けるコツをご紹介します。
片付けに追われる毎日から、少しでも自由になれるヒントを見つけてもらえたら嬉しいです。
「片付けられない」はなぜ起きる?主な原因6つ
「片付けができない=怠けている」と思われがちですが、そんなに単純な話ではありません。
実際には、性格ややる気の問題ではなく、いろんな要因が絡み合っていることがほとんど。
ここでは、片付けられない理由としてよく見られる6つの原因を紹介します。
- 完璧主義でなかなか手を付けられない
- 物が多すぎる
- 片付けの方法を知らない・身についていない
- 忙しさ・疲れで後回しにしてしまう
- 時間に余裕がない
- 家族や同居人の影響
- 発達特性の影響でやる気や集中が続かない
完璧主義でなかなか手を付けられない
一気に片付けて、理想の部屋にしたい
そんなふうに思っているのに、なぜか何日経っても手をつけられない。気づいたらまた散らかっていて、自己嫌悪…。
実は、完璧を求める人ほど「やるなら完璧に」「きれいに整うまで終わりたくない」と思いがち。
その理想が高いぶん、「中途半端になるくらいなら、今はやらないほうがマシ」と感じてしまうんです。
だから、「時間が取れないからまた今度」と後回しにされ続け、気づけば数週間、数ヶ月…ということも。
でも片付けって、本当は“雑でも、少しでも”進めばいいもの。
10分でも、引き出しひとつでも、「やった」という事実がちゃんと残ります。
まずは「今日はここだけ」「これだけやれたらOK」と小さく区切ってみましょう。
気負わずに始められると、意外とスムーズに動けるようになります。
物が多すぎる
ちゃんと片付けてるはずなのに、なんだかスッキリしない
そんな場合、そもそもモノが多すぎるのかもしれません。
どこかで「片付けは“しまう”こと」と思い込んでしまっていると、物を減らすより、なんとか収納しようと頑張ってしまいがち。
でも、そもそも家の中にある物が自分の管理できる量を超えていたら、いくら収納術を駆使しても、片付けはうまくいきません。
まずは、明らかに使っていない物からでいいので、少しずつ見直してみてください。
「手放す・迷う・残す」の3つに分けるだけでも、気持ちも空間も少しずつ軽くなっていきます。
量が減ると、片付けやすさもグッと変わってきます。
片付けの方法を知らない・身についていない
実は、子どもの頃から「片付けなさい」とは言われてきたけれど、具体的に“どう片付けるか”を教わる機会って、実はほとんどない人が多いんです。
片付けには、ちょっとした手順や考え方があります。たとえば…
- まず全部出してみる
- ジャンルごとに分ける
- よく使うものを手前に置く
- 使う場所の近くに収納する など
基本的な進め方や配置のコツを知っているだけで、片付けやすさは大きく変わります。
やり方を知らないまま、「片付けなきゃ」と思っても、どこから手をつけたらいいかわからず、モヤモヤしたまま時間だけが過ぎてしまう。
結果、片付けること自体がどんどん億劫になってしまう…。
そんな悪循環に心当たりがある人も多いのではないでしょうか。
もしあなたが「片付けが苦手」と感じているなら、それは能力や性格の問題ではなく、ただ“やり方を知らなかった”だけかもしれません。
必要なのは努力や気合いではなく、ちょっとした知識と小さな工夫。
具体的なやり方は、この記事の後半を参考にしてみてください。
忙しさ・疲れで後回しにしてしまう
「片付けしよう」と思っていたのに、気づいたらソファで寝落ちしていた…。そんな日、ありますよね。
現代の生活って、気を抜く暇がないほど忙しいものです。
やるべきことが次々と押し寄せてくる中で、片付けはどうしても“あとでいいや”になりがち。
しかも、疲れていると、散らかっている部屋を見るだけでさらに気が重くなって、ますます手がつけられなくなる…という悪循環にハマってしまいます。
でもそれは決して「だらしないから」ではなく、シンプルにエネルギーが足りていないだけ。
まずは、疲れている自分に無理をさせないことが大切。
「今日は5分だけ」「テーブルの上だけ」と決めて、小さく区切ってみましょう。それだけでも十分前進です。
やらなきゃいけない、じゃなくて、「できるときに、できる分だけ」。
そのくらいのスタンスのほうが、結果的に続けやすくなることも多いんです。
時間に余裕がない
やることが多すぎて、そもそも「片付けの時間なんてない」という感覚を持っている人も多いと思います。
仕事、子育て、家事、人付き合い…。どれも大事なことだからこそ、優先順位の中に「片付け」が入る余地がなくなってしまうんですよね。
特に、1日の予定がぎっしり詰まっていると、たとえ10分でも「片付けの時間を取る」ということ自体が難しく感じられるものです。
「週末にまとめてやればいいか」と思っていたら、週末は週末でまた用事があって、結局手をつけられない…というループに陥ったり…。
そんなときは、「片付けの時間を作る」ではなく、「片付けを生活の中に組み込む」考え方が役立ちます。
たとえば、歯を磨きながら洗面台の周りを整える、料理の合間に調味料を戻すなど、“何かのついで”で少しずつ整える。
わざわざ時間を取らなくても、暮らしの流れの中でできることって、意外とあるんです。
「まとまった時間がなくても、できることはある」と思えると、気持ちがちょっとラクになりますよ。
家族や同居人の影響
自分はなんとか片付けたいと思っているのに、家族が片付けに協力してくれない。
出した物を戻してくれない。
何度言っても同じ場所に物が散らかっていく。
片付けって、自分ひとりで完結できるものだと思われがちですが、実際には「誰と暮らしているか」の影響を大きく受けます。
家族やパートナー、同居人の価値観や習慣がバラバラだと、自分だけ頑張ってもなかなか片付きません。
しかも、何度言っても改善されないと、「もういいや…」とあきらめモードに入ってしまうことも。
この場合、大事なのは「自分だけが我慢しないこと」。
まずは、自分のスペースだけでも整えてみる、自分が使う場所だけにルールを作ってみる。
いきなり家全体を変えようとせず、自分の手の届く範囲から、無理のない工夫を少しずつ重ねていくのが現実的です。
相手にイライラする前に、自分の“快適ゾーン”を一つでも持てると、気持ちがずいぶん変わってきますよ。
発達特性の影響でやる気や集中が続かない
片付けを始めても、すぐに気が散ってしまう
やり始めたはずが、途中で別のことをしていた
そんな経験が繰り返されると、自分に対して「なんで私はこんなに片付けられないんだろう」と責めたくなってしまうかもしれません。
でも、実はこうした悩みの背景には、ADHD(注意欠如・多動症)などの発達特性が関係していることもあります。
注意力や集中力が続きにくかったり、物事の優先順位をつけて進めるのが苦手だったり。
特性による「片付けのしづらさ」は、意志の強さや性格の問題とは別のところにあるんです。
「集中力が続かない」「やる気が湧かない」と感じることが日常的で、それが暮らしの中で困りごとになっているなら、一度専門の医療機関に相談してみるのもひとつの方法です。
診断を受けることは、自分を枠にはめることではなく、「自分に合ったやり方を見つけるためのヒントを得ること」でもあります。
もちろん、診断の有無にかかわらず、やり方を工夫することで片付けはグッとしやすくなります。たとえば…
- ひとつの場所だけに集中する
- タイマーで15分だけ取り組む
- 片付けながら別のことを始めない工夫をする など
自分に合うスタイルを見つけることが何より大切です。
大切なのは、自分を責めるのではなく、「自分の特徴に合った方法を探してみよう」と視点を切り替えること。
やり方さえフィットすれば、少しずつ整えることはちゃんとできます。
今日からできる!片付けられない人のための解決ステップ
片付けは、やる気や性格の問題ではなく、「やり方」や「きっかけ」で変えられることがたくさんあります。
いきなり完璧を目指さなくても大丈夫。
むしろ、少しずつ、自分に合ったペースで進めるほうが長続きしやすいんです。
この章では、片付けが苦手な人でも今日から始められる、シンプルで現実的なステップを紹介します。
おおまかに片付ける
まずは、「おおまかに片付ける」ことを意識してみてください。
たとえば、「ペン」「マーカー」「定規」「ハサミ」「ノリ」などを、それぞれキレイに分けようとせず、全部まとめてひとつのケースに入れる。
洗濯物も、全部キレイにたたむのではなく「下着とタオルボックスにバサッと入れる」。
私はずっと、こうしています(笑)
大事なのは、散らかっている状態から少しでも前進すること。
まずは「使うもの」「使わないもの」「とりあえずここに入れるもの」くらいのざっくり分類で十分です。
やりながら「あ、これ要らないかも」と思えたら、そのときに処分すればOKです。
小さな成功体験を積む|5分片付け・1箇所だけ
片づけを習慣化するには、「小さな成功体験を積む」ことが大切。
「5分だけ」「引き出し1つだけ」など、時間や範囲をぐっと絞ってみてください。
タイマーを使ってもいいし、キッチンのシンクだけ、リビングのテーブルの上だけ、でも十分。
短時間・小範囲でも、終わったあとの“ちょっとスッキリした”という感覚が、思っている以上に心に効きます。
人は「できた」という感覚があると、もう少しやってみようかなという気持ちが生まれてきます。
少しだけやって終わってもOK。
「やればできる」という感覚を何度も味わうことが、片付けの習慣化には一番大事なステップです。
しまう場所を決める
ここまでで少しずつ「片付け」が習慣になってきたら、次は「しまう場所」を決めてみましょう。
使ったものを戻す場所がはっきりしていないと、無意識のうちにどこにでも置いてしまうことになります。
たとえば、よく使うハサミの置き場所が毎回バラバラだと、使うたびに探す手間が発生し、戻すのも面倒に。
でも、「ここにしまう」と決めてあれば、探す時間も減り、戻す行動も自然と習慣になります。
ポイントは、“使う場所の近くに収納をつくること”。
郵便物の一時置き場は玄関近くに、文房具は机のそばに、など生活動線に合わせることで、自然と元に戻しやすくなります。
モノとの向き合い方を考える
片付けって、ただ物を移動させるだけじゃなく、物との関係性を見直す作業でもあるんですよね。
なんとなく捨てられない…
使ってないけど、手放す決心がつかない…
片付けに向き合っていると、そんな“気持ちの引っかかり”にぶつかることがあります。
実際には使っていなくても手放せない理由はたくさんありますが、それをずっと抱えたままだと、今の暮らしがどんどん圧迫されてしまうことも。
「今の自分にとって必要か?」「これは“未来の自分”にとってプラスになるか?」という視点で考えてみると、手放すかどうかの判断が少しだけしやすくなります。
モノとの距離感を少し変えてみることで、心も暮らしもゆるやかに整っていきます。
定期的な見直し習慣をつける
一度片付けたあとに大事なのが、「定期的に見直す習慣」をつけること。
せっかく片付けても、しばらく経つとまた散らかってしまう、という経験、ありませんか?
実はこれ、あたりまえのことです。
どんなに頑張って片付けても、暮らしは日々変化するものだからです。
月に一度でも、季節の変わり目でも、「最近使ってない物あるかな?」「この場所、取り出しにくくなってない?」とチェックする時間を少しだけ取るだけで、リバウンドを防ぎやすくなります。
完璧じゃなくていいので、日常に“振り返りのクセ”をつけてい
片付けを続けるためのマインドセット
片づけをする上で大切なのが、「うまくいかない日もあっていい」と思える心の土台。
完璧じゃなくても続けられるように、自分にやさしくなれる考え方を持っておくことが、片付けを習慣にするうえでとても重要です。
この章では、片付けを無理なく続けていくために役立つマインドセットをご紹介します。
- 「完璧を目指さない」こと
- 他人と比べない
- 片付けにムラがあっても気にしない
- 「やらなきゃ」と思いすぎない
「完璧を目指さない」こと
完璧を目指すのは悪いことではありませんが、生活の中では思い通りにいかないことも多いもの。
毎日忙しくて、疲れていて、やる気が出ない日だってある。
そんなときに“完璧”を基準にしてしまうと、自分にガッカリしてしまうことが増えてしまいます。
片付けは、続けていくことのほうが大切です。
途中でやめてもいいし、少しだけ片付けて終わってもいい。「全部は無理でも、ちょっとだけできた」と思えることが、次の行動につながっていきます。
むしろ、「今日はこれでよし」と、自分にOKを出すことこそが、長く続けるための鍵。
完璧じゃなくても、前に進めていることに気づけると、片付けはもっと気楽なものになっていきます。
他人と比べない
SNSや雑誌で見かけるような“おしゃれで整った部屋”を見ると、「私の部屋は全然ダメだな…」と落ち込んでしまうことってありますよね。
でも、あの完璧な空間は、写真に写るほんの一部でしかありません。
実際の生活には、散らかっている日も、片付けられない日も当然あるはずです。
片付け方や暮らし方に、正解はありません。
自分にとって使いやすくて、心地よいと感じられればそれで十分。
他人と比べるよりも、「昨日の自分」と比べてみてください。少しでも動けたなら、それは立派な変化です。
片付けにムラがあっても気にしない
片づけについて、やる気がある日と無い日があっても問題ありません。
人間の行動にはどうしてもムラがありますし、生活リズムや気分によって、片付けに向き合える日・向き合えない日があるのは当たり前です。
大切なのは、波があることを前提にしておくこと。
「今週は片付けられなかったけど、来週はちょっと整えよう」くらいの気持ちでいれば、リバウンドも怖くありません。
むしろ、一度散らかったからこそ、「やっぱり片付けておくと気持ちいいな」と気づけることもあります。
完璧にキープすることではなく、「散らかっても戻せる自分」であることを大事にしていきましょう!
「やらなきゃ」と思いすぎない
いつまでもこのままじゃダメだ…
意識の中に“やらなきゃ”が増えると、片付けはどんどん「重たいもの」になってしまいます。
気づけば、やる前から疲れてしまって、余計に手がつけられなくなることも。
実は、プレッシャーのない状態のほうが、人は動きやすくなるものです。
「別に今やらなくてもいいけど、ちょっとだけやってみようかな」くらいの、ゆるいやる気のほうが案外うまくいったりします。
片付けを“義務”にしすぎず、「整っているとラクだから」「気分転換になるから」など、少しでもポジティブな理由に変えてみるのもおすすめです。
やらなきゃ、よりも「やれたらラッキー」くらいの気持ちで。
無理に自分を動かそうとしなくても、自然と動ける瞬間は、ちゃんとやってきます。
まとめ
片付けられないのは、決して意志が弱いからでも、だらしないからでもありません。
完璧を求めすぎていたり、物が多すぎたり、忙しさや心の状態が影響していることもある。
まずは、「できない理由」に気づくことが、片付けをラクにする第一歩です。
そして、無理なく始められる小さな行動や、自分に合ったやり方を見つけていくことで、片付けはちゃんと進んでいきます。完璧じゃなくていいし、続かない日があっても大丈夫。自分のペースで、少しずつ整えていければそれで十分です。
大切なのは、「片付けて暮らしを整えたい」と思っているその気持ち。焦らなくても、うまくできない日があっても、その気持ちがあるかぎり、また何度でもやり直せます。
片付けは、自分と向き合うことでもあります。暮らしの中に、ほんの少しでも「気持ちいいな」と思える瞬間が増えていきますように。










