会社の給料だけで、この先ずっとやっていけるのだろうか…
働き方が大きく変わる時代、ひとつの肩書きに縛られず、自分の可能性を広げる「パラレルワーク」が注目を集めています。
収入を増やすためだけでなく、「好きなことを仕事にしたい」「将来の独立に備えたい」といった思いから、一歩を踏み出す人が増えているのです。
この記事では、パラレルワークの基本的な考え方から、実際にどんな働き方があるのか、始め方や成功のコツまでを、実際にパラレルワーカーとして働く筆者のリアルな視点で解説します。
- パラレルワークとは?
- パラレルワークの4つの働き方
- パラレルワークのメリット・デメリット
- こんな人にパラレルワークは向いている!
- パラレルワークを成功させる4つのコツ
- パラレルワークにおすすめの職種
- わたしがパラレルワーカーになった経緯
この記事を読むことで、あなたの「もうひとつの人生」が見つかるかもしれません!
パラレルワークとは|複数の仕事を並行して行う働き方のこと
近年、注目が集まっている「パラレルワーク」は、ひとつの会社や仕事に依存せず、複数の仕事を並行して行う働き方のことです。
従来の「副業」や「兼業」と似た言葉ではありますが、目的やスタンスには明確な違いがあります。
単なる収入補填ではなく、自分のやりたいことや得意なことを複数の場で発揮することで、キャリアや人生の選択肢を広げていくのがパラレルワークの特徴です。
ここではまず、パラレルワークという言葉の意味を整理したうえで、なぜ今この働き方が注目されているのかを解説していきます。
- パラレルワークと「副業」「兼業」の違い
- パラレルワークが注目されている理由
パラレルワークと「副業」「兼業」の違い
| 名称 | 内容 |
|---|---|
| 副業 | 本業以外で収入を得ること(あくまで本業が中心) |
| 兼業 | 農業と商業など、複数の業種を並行して行うこと |
| パラレルワーク | 複数の仕事を同等に育てていくスタイル |
「パラレルワーク」「副業」「兼業」は、いずれも複数の仕事を持つという点では共通していますが、その目的や意識には違いがあります。
副業は一般的に「本業以外で収入を得ること」で、あくまで本業が中心であることが前提です。
たとえば、会社員が休日にライティングや物販で収入を得るようなケースです。
一方、兼業は農業と商業など、複数の業種を並行して行うことを指し、公的な文脈や制度の中で使われることが多い言葉です。
対してパラレルワークは、「どちらが本業か」という発想を持たず、自分のキャリアや興味に応じて、複数の仕事を同等に育てていくスタイルです。
収入のためだけでなく、自己実現やキャリアの多様化を目的にしている人が多いのが特徴です。
パラレルワークが注目されている理由
パラレルワークが注目されている背景には、大きく3つの変化があります。
ひとつ目は、働き方の自由度が増したこと。
テレワークやフレックスタイムの普及により、「会社に毎日出社しなくても仕事ができる」時代になりました。
その結果、通勤時間や移動の負担が減り、空いた時間を別の仕事に使えるようになったのです。
ふたつ目は、経済的な不安の高まり。
物価上昇や終身雇用制度の崩壊など、「一つの会社に依存するのはリスク」と感じる人が増えています。
複数の仕事を持つことで、収入の柱を増やし、将来への備えにしようという意識が広がっています。
そして三つ目が、「好き」や「得意」を仕事にしたい人が増えていること。
本業ではできないことを副業や個人活動で実現するために、パラレルワークという選択をする人が増えています。
こうした社会の変化と個人の価値観の変化が重なり合い、今、パラレルワークという働き方が支持されているのです。
パラレルワークの4つの働き方
パラレルワークとひとくちに言っても、そのスタイルはさまざまです。
ライフスタイルやキャリアの方向性に応じて、複数の働き方を柔軟に組み合わせている人も少なくありません。
ここでは、代表的な4つのパターンを紹介します。
- 会社員+個人の仕事
- フリーランス+フリーランス
- 企業経営+個人の仕事
- 複数の会社に所属するマルチワーク型
会社員+個人の仕事
もっとも一般的なのが、「会社員としての本業」と「個人での仕事(副業)」を両立するスタイルです。
たとえば平日は企業に勤めながら、週末はライターやイラストレーター、動画編集者として活動するケースがこれに当たります。
この働き方のメリットは、安定した収入を確保しながら新しいチャレンジができる点です。
自分の興味関心を活かした仕事を副業として育てることで、将来の独立につながる可能性もあります。
フリーランス+フリーランス
ひとつの職種や業務だけでなく、複数のフリーランスの仕事を組み合わせるスタイルもパラレルワークのひとつです。
たとえば、「Webデザイナー×ライター」「動画編集×SNS運用」など、スキルを横断的に活かす形です。
このスタイルの魅力は、自由度の高さと相乗効果。
たとえば、Web制作の仕事で得た知識がライティングに活きることも多く、分野をまたいだ経験が強みに変わります。
一方で、収入の波やスケジュール管理の難しさといった課題もあります。
企業経営+個人の仕事
自ら事業を経営しながら、別軸で個人の仕事も行うスタイルです。
たとえば小さな会社を運営しながら、自らも執筆・登壇・アドバイザー業などを個人として受けるといった働き方がこれに該当します。
経営と個人活動の両立は一見ハードルが高そうに見えますが、組織のマネジメントと、自分の好きなことや専門性を活かした活動を両立できる点で、大きな充実感を得られます。
このスタイルは「自分の看板」で仕事をしたい人や、複数のキャリアを同時に育てたい人に向いています。
信頼性や実績が強く求められるため、ある程度のキャリアや経験を積んだ後に目指す人が多い傾向です。
複数の会社に所属するマルチワーク型
近年増えてきているのが、複数の企業に所属して働く「マルチワーク型」です。
たとえば、週3日はA社で広報、週2日はB社でコンテンツ制作といったように、パートタイムで複数社と契約を結ぶ働き方です。
フリーランスではなく「社員」として複数社に関わることで、安定した雇用形態と柔軟な働き方の両立が可能になります。
特にITやクリエイティブ業界を中心に、この形を導入する企業も増えています。
会社によっては「副業OK」「週3社員OK」など制度も整ってきており、個人のライフスタイルや得意分野に合わせて仕事を組み合わせられるのが魅力です。
パラレルワークのメリット
パラレルワークには、単なる「収入を増やす手段」以上の価値があります。
複数の仕事を並行して行うことで、キャリアの柔軟性が高まり、自分らしい働き方を実現できる可能性が広がります。
ここでは、パラレルワークを実践することで得られる主なメリットを4つに絞って紹介します。
- 収入の安定性が増す
- 異なる分野の仕事を通じてスキルを磨ける
- 将来的に独立や転職がしやすくなる
- ワークライフバランスが向上する
収入の安定性が増す
パラレルワークの大きな魅力のひとつが、「収入の柱を複数持てること」です。
本業が順調でも、突然の異動や業績悪化、働き方の変化などで、予期せぬ収入減に直面することは誰にでも起こり得ます。
そんなとき、もう一つ別の仕事や収入の柱があるだけで、気持ちにも余裕が生まれます。
たとえ月に数万円の収入だったとしても、それが家計を支える“もう片方の足”になってくれるのです。
収入を増やすというより、“不安を減らす”という意味で、パラレルワークはこれからの時代に合った生き方のひとつだと言えるのです。
異なる分野の仕事を通じてスキルを磨ける
パラレルワークの大きな魅力のひとつは、異なる分野に身を置くことで、スキルや視野が自然と広がっていくことです。
たとえば、平日は会社で事務の仕事をしながら、週末はライターとして活動している場合。
一見まったく別の仕事でも、「文章力」「情報整理」「伝える力」など、共通して活かせるスキルは意外と多くあります。
また、複数の現場に関わることで、人との接し方や仕事の進め方に柔軟性が生まれ、自分の「引き出し」がどんどん増えていくのも魅力です。
違う世界に一歩足を踏み入れることで、スキルはもっと自由に育てられる。
パラレルワークには、そんな可能性が詰まっています。
将来的に独立や転職がしやすくなる
パラレルワークを続けていくと、自然と「もうひとつのキャリア」が育っていきます。
本業とは別に積み上げた経験や実績は、そのまま将来の独立や転職につながる大きな武器になります。
たとえば、副業で始めたライティングやデザインの仕事が軌道に乗り、やがて本業を超える収入になった…という例は決して珍しくありません。
筆者も、そのようにして独立した人間です。
また、まったく別の業界にチャレンジしたいときも、副業経験が「実務経験」として評価されることがあります。
いきなり会社を辞めるのは勇気が要りますが、パラレルワークなら“試しながら育てる”ことができるのも魅力。
自分のペースでキャリアの選択肢を増やせるのは、大きな安心にもつながるはずです。
いざという時に「頼れるもう一つの仕事がある」という状態は、未来への備えであり、可能性を広げる第一歩です。
ワークライフバランスが向上する
「パラレルワークって忙しくなるのでは?」と思われがちですが、実は、やり方次第ではワークライフバランスがむしろ整いやすくなる面もあります。
その理由は、自分の意思で働く時間・内容・場所を選べるから。
会社だけに縛られないことで、生活のリズムを自分のペースで作れるようになり、気づけば“仕事に追われる感覚”が減っていたという声も多いのです。
たとえば、「午前中は集中してライティング、午後はゆるく打ち合わせ。夜はしっかりオフにする」といった柔軟なスケジューリングも可能に。
自分の性格や生活スタイルに合わせて働けることで、ストレスも減り、心にも余裕が生まれます。
「仕事」と「暮らし」の境界を、もっと自分らしくデザインしたい。
そんな想いを叶えられるのが、パラレルワークの魅力のひとつです。
パラレルワークのデメリットと課題
パラレルワークには多くのメリットがありますが、いいことばかりではありません。
複数の仕事を同時にこなすからこそ生じる、特有の難しさや注意点も存在します。
ここでは、パラレルワークを実践するうえで特に注意したい3つのポイントを紹介します。
- スケジュール管理が難しい
- 収入が安定しない場合がある
- 本業の就業規則や競業避止義務の確認が必要
スケジュール管理が難しい
パラレルワークの落とし穴として、意外と多くの人がつまずくのが「スケジュール管理の難しさ」です。
やる気に任せて仕事を詰め込みすぎた結果、毎日が締め切りに追われるだけの生活になってしまった…というケースも少なくありません。
特に、本業を持ちながら副業をしている場合、「どこまでが本業?どこまでが副業?」という境目があいまいになり、つい働きすぎてしまうことも。
自分の時間をコントロールできなければ、パラレルワークはただの“過労の種”になってしまいます。
だからこそ、最初にしっかりと「無理のない働き方」を設計することが大切です。
パラレルワークは自由な働き方だからこそ、自分でリズムを作れるようになることが成功のカギです。
収入が安定しない場合がある
パラレルワークは収入源を増やせる反面、特に始めたばかりの頃は「収入が安定しない」という課題にも直面しがちです。
副業の仕事は単発案件が多かったり、継続が前提でもクライアントの都合で突然終了することもあります。
フリーランスとして働く場合は、月によって収入が大きく上下することも珍しくありません。
「頑張ったのに今月は思ったほど稼げなかった…」という不安を感じる場面もあるでしょう。
また、慣れないうちは時間単価が低くなりがちで、思ったように収入に結びつかないことも。
最初は「学びの期間」と割り切りつつ、実績やスキルを積み上げていくことが大切です。
私にも、いくら働いても大した収入にならない時期がありました。
安定した仕事を得るには、信頼関係の構築や営業活動も欠かせません。収入を「短期」で見るのではなく、「中長期」で育てる意識が、パラレルワークには必要です。
本業の就業規則や競業避止義務の確認が必要
パラレルワークを始めるうえで、最初に必ず確認しておきたいのが「本業のルール」です。
企業によっては副業を許可しているところも増えていますが、いまだに「申請が必要」「就業時間外に限る」など、細かな規定がある場合も少なくありません。
知らずにルール違反をしてしまうと、思わぬトラブルや評価の低下につながる可能性もあります。
また注意したいのが「競業避止義務(きょうぎょうひしぎむ)」です。
使用者と競合する業務を行わない義務のこと。本業と同じ業種・同じ業務内容で副業を行うと、会社との利益相反とみなされる。
特に、同業他社の仕事を請け負う場合は慎重になるべきです。
パラレルワークは自由度が高い反面、信用や信頼を損なうリスクも含んでいます。
始める前に、自分が所属している会社の就業規則や契約内容をきちんと確認し、「トラブルの芽」を事前に摘んでおくことが、安心して働き続けるための第一歩です。
こんな人にパラレルワークは向いている!
パラレルワークは自由度の高い働き方ですが、誰にとっても合うとは限りません。
向き・不向きがあるからこそ、自分にフィットするかどうかを見極めることが大切です。
ここでは、実際にパラレルワークを楽しんでいる人たちに共通する「向いている人の特徴」をいくつか紹介します。
- 好奇心が強く、いろんなことに挑戦したい人
- 会社以外の収入源を持ちたい人
- 独立・転職を視野に入れている人
- 好きなことを仕事にしたい人
好奇心が強く、いろんなことに挑戦したい人
ひとつの仕事だけじゃ物足りない
新しいことを学ぶのが好き
——そんな好奇心旺盛な人にとって、パラレルワークはまさにぴったりの働き方です。
異なるジャンルの仕事を同時に経験できるため、毎日に変化と刺激があり、飽きる暇がありません。たとえば…
- 平日は会社で事務をこなしながら、週末はイベントスタッフとして人と関わる
- 平日はIT業界で働きつつ、夜は趣味を活かしてイラストの仕事をする
そんな働き方も夢ではありません!
「やってみたいけど、向いてるかわからない」と思うことも、パラレルワークなら“お試し感覚”で始めることができます。
ひとつの道に縛られず、あれこれ挑戦しながら、自分の「好き」や「得意」を見つけていけるのが魅力です。
何かにワクワクできる気持ちがあるなら、それはパラレルワークの大きなエンジンになります。
会社以外の収入源を持ちたい人
この先ずっと会社の給料だけで大丈夫かな…
そんなふうに感じたことがある人にも、パラレルワークは心強い選択肢です。
経済の先行きが不透明な今、一つの収入に依存することは、安心どころかリスクになりかねません。
副収入があれば、急な出費や仕事の変化にも柔軟に対応できるうえ、「もしものときにも自分にはもう一つの柱がある」という安心感につながります。
また、副業で得た収入を貯金や投資に回したり、自己投資に使ったりすることで、将来の選択肢も広がります。
本業に縛られすぎず、自分の力でお金を生み出す経験は、何にも代えがたい自信にもなるのです。
「今の働き方に少しでも不安がある」なら、パラレルワークという選択が、暮らしにも心にも余白をもたらしてくれるはずです。
独立・転職を視野に入れている人
いつかは独立したい
もっと自分らしい仕事に転職したい
——そんな思いを抱えている人にとって、パラレルワークは最適な“準備の場”になります。
いきなり会社を辞めるのは勇気がいりますし、リスクも伴います。
でも、本業を続けながら別の仕事を少しずつ始めてみれば、やりたいことの現実味や自分との相性を、無理なく確かめることができます。
副業の経験を通じてスキルや実績を積めば、「副業→本業」への切り替えもしやすくなりますし、転職の際にも「実務経験あり」としてアピールできることが増えていきます。
転職も独立も、思いつきで動くにはリスクが大きいもの。
だからこそ、パラレルワークで地盤を築きながら、自分の可能性を現実に変えていく——そんな戦略的な働き方が、今は選べる時代です。
好きなことを仕事にしたい人
たとえ収入が少なくても、「自分の好きなことに時間を使いたい」と感じている人にとって、パラレルワークは夢を形にする第一歩です。
いきなり本業にするのは難しくても、副業や週末の活動としてなら実現しやすいためです。
平日は本業をこなしながら、空いた時間にイラストを描いたり、文章を書いたり、アクセサリーをつくったり。
——そんなふうに「好き」を仕事として少しずつ形にしていくことで、自分の可能性を広げることができます。
たとえすぐに大きな収入にならなくても、「誰かに喜んでもらえた」「報酬が発生した」という経験は、何よりの原動力になります。
“好き”をあきらめずに生きる手段として、パラレルワークはとても心強い味方です。
パラレルワークを成功させる4つのコツ
自由度が高く、自分らしく働けるパラレルワークですが、続けていくにはちょっとした工夫も必要です。
ただ仕事を増やすだけでは、すぐに疲れてしまったり、本業に支障が出てしまうことも。
そこでこの章では、パラレルワークを無理なく、そして長く続けていくための4つのコツをご紹介します。
- 本業に支障を出さないよう少しずつ始める
- スケジュール管理を徹底する
- スキルの掛け合わせを意識する
- 時間単価が低すぎる仕事は見直す
本業に支障を出さないよう少しずつ始める
パラレルワークを始めるうえで、まず大切にしたいのが「本業とのバランス」です。
副業に夢中になるあまり、日中の仕事に集中できなくなったり、納期や責任を疎かにしてしまっては本末転倒。
信頼を損なってしまっては、せっかくの挑戦も苦い経験になってしまいます。
だからこそ最初は、時間や負荷の少ない仕事から小さく始めるのがおすすめです。
週に数時間のライティングや、単発のデザイン案件など、無理なくこなせるものを選び、自分のペースをつかんでいきましょう。
「少しずつでも始めてみる」ことが何よりの第一歩。
本業での安定を保ちながら、副業をじわじわ育てていくことで、気づけば新しい働き方が自分の中に根づいていきます。
スケジュール管理を徹底する
パラレルワークを続けていくうえで、スケジュール管理は欠かせません。
本業に加えて副業もこなすとなると、時間は本当にあっという間に過ぎてしまいます。
だからこそ、自分の時間の使い方を“見える化”することが大切です。
Googleカレンダーやタスク管理アプリを使って予定を整理したり、週単位で「何にどれくらい時間を使ったか」を振り返る習慣を持つと、無理のないスケジュールが組みやすくなります。
また、意識して「休む時間」や「オフの時間」も確保することも忘れずに。
働きすぎはパフォーマンスの低下にもつながります。
パラレルワークは、自分で自分の時間を守れるかどうかがカギ。
忙しさに振り回されず、心地よく続けるためにも、スケジュール管理はしっかり整えておきましょう。
スキルの掛け合わせを意識する
パラレルワークをうまく続けていくためには、「スキルの掛け合わせ」を意識することが大きな武器になります。
たとえば、ライティングができる人がSEOの知識を身につければ、より効果的な記事が書けるようになります。
また、デザインができる人がマーケティングを学べば、販促資料やSNS運用などの領域にも広がっていきます。
異なるスキルを組み合わせることで仕事の幅が広がるだけでなく、自分だけの強みが生まれます。
これは、他の人と差別化するうえでも大きな価値になります。
また、掛け合わせたスキルは本業にも良い影響を与えることが多く、まさに相乗効果。
スキルを「増やす」よりも「活かし合う」視点を持つことで、パラレルワークはもっと面白く、もっと実りあるものになります。
時間単価が低すぎる仕事は見直す
パラレルワークを始めたばかりの頃は、「とにかく経験を積みたい」「どんな仕事でもやってみたい」と思いがちです。
それ自体は大切な姿勢ですが、ずっと“安く働きすぎる状態”が続いてしまうと、時間も体力も消耗してしまいます。
限られた時間で複数の仕事をこなすパラレルワーカーにとって、「時間単価」は大きな判断基準。
もちろん、最初は実績づくりのために単価の低い案件を受けることもあります。
ただ、それが「今も価値があるか?」を定期的に見直すことが大切です。
自分の時間の価値に気づき、適正な対価を得られる仕事へとシフトしていくことで、パラレルワークはより安定し、充実したものになっていきます。
私も、最初は時給換算で500円もいかないようなところから仕事を始めました。
でも、勉強をしながら単価の高い仕事に乗り換えていって、今があります。
パラレルワークにおすすめの職種
パラレルワークを始めたいと思っても、「どんな仕事から始めればいいの?」と迷う人は多いはずです。
大切なのは、自分のライフスタイルやスキルに合った“無理のない仕事”を選ぶこと。
ここでは、これからパラレルワークに挑戦する方に向けて、特におすすめの職種を2つの視点からご紹介します。
- リモートワークが可能な仕事
- スキルが活かせる仕事
リモートワークが可能な仕事
パラレルワークを無理なく続けるには、「いつでも・どこでもできる仕事」を選ぶことがポイントです。
その意味で、リモートワークが可能な職種はパラレルワーカーにとって心強い選択肢になります。たとえば…
- Webライター
- デザイナー
- 動画編集
- プログラミング
- SNS運用
- オンライン秘書
- データ入力な など
これらはネット環境とPCがあれば始められるものが多く、スキルに応じて単価も上がっていくため、コツコツ続ければしっかり収入源として育てていくことができます。
本業後の夜の時間や週末を活用しやすく、場所を選ばないのも大きな魅力。
リモートワーク中心の副業なら、通勤のストレスもなく、自分のペースを守りながら働けます。
忙しい中でも柔軟に取り組める点で、最初の一歩として非常におすすめです。
スキルが活かせる仕事
パラレルワークを成功させる近道は、「今あるスキルを活かせる仕事」を選ぶことです。
ゼロから新しい分野に挑戦するのも素晴らしいですが、すでに自分の中にある“得意”や“経験”を使えば、スタートラインがぐっと楽になります。たとえば…
- 事務職でExcelに強い人 →スプレッドシートの整備やデータ入力の仕事
- 人と話すのが得意な人 →カスタマーサポートやオンライン面談のサポート
- 教えるのが得意な人 →オンライン講師や家庭教師
- 資格や専門知識がある人 →アドバイザー業や情報発信系の仕事
「自分にとっては当たり前」が、誰かにとってはお金を払ってでも頼みたい“価値”になることは少なくありません。
自分のスキルを見直してみると、思わぬチャンスが見えてくるはずです。
わたしがパラレルワーカーになった経緯
ここまでパラレルワークの魅力や働き方について紹介してきましたが、「実際どんなふうに始めたの?」「どんなステップを踏んで今に至るの?」と気になった方もいるかもしれません。
私自身も、最初から器用にこなせたわけではなく、試行錯誤の連続でした。
それでも少しずつ続けていくうちに、自分なりのスタイルが見えてきました。
この章では、派遣社員からスタートした私がどのようにして現在のパラレルワーカーになったのか、リアルな道のりをご紹介します。
- まずは派遣社員 + ブロガーから開始
- ブロガー + SEOライターに
- SEOライター + コンテンツディレクターに
- 現在のパラレル具合
まずは派遣社員 + ブロガーから開始
最初の一歩は、派遣社員として働きながら、副業としてブログを始めたことでした。
日中は派遣の販売員としての仕事をこなし、夜や休日に記事を書いては公開する、という日々。
収益はゼロに近いところからのスタートでしたが、「自分のメディアを持つ」という感覚が新鮮で、少しずつの成長が楽しくもありました。
本業はそれなりに安定していたので、収入面の不安はあまりなく、「まずは試してみる」ことに集中できたのも良かった点です。
この頃の経験が、パラレルワークに対する抵抗感をなくしてくれたように思います。
ブロガー + SEOライターに
ブログを続けていくうちに、「もっと多くの人に読まれる記事を書きたい」と思うようになりました。
そこから興味を持ったのが、SEO(検索エンジン最適化)という分野です。
検索キーワードを意識してタイトルを考えたり、読者の悩みにしっかり応える構成を考えたり。
試行錯誤を重ねつつ、ブログでは最初は全く収入にならなかったので、Webライターとしてのキャリアもスタートさせます。
クラウドソーシングに登録し、SEOライターとしての仕事を受けるように。
最初は低単価の案件が中心でしたが、それでも実績を少しずつ積み上げていくことで、安定して受注できるようになっていきました。
Webライターとして働きながらSEOの知識を得ていった結果、ブログでも収益が上がるようになりました。
この頃には「ブロガー+SEOライター」という形で、収入の柱が2本に。
この頃は、学んだ知識をすぐに自分のブログでも試せるし、逆にブログでの経験がライター案件でも活きる、という好循環。
まさに“スキルの掛け合わせ”の力を実感していました。
ここで得た実績が、その後の働き方を大きく広げてくれました。
SEOライター + コンテンツディレクターに
ライターとして一定の実績を積んだころ、企業メディアの運営に関わる機会が増え、「書く人」から「まとめる人」へと役割が広がっていきました。
複数のライターさんに記事を発注したり、企画や構成を考えたりと、業務はより“編集者的”な内容に。
キーワードの選定や構成案の作成、ライターさんへのフィードバック、品質チェックなど、業務の幅は一気に広がりました。
そのぶん「自分がメディアをつくっている」という実感も強くなりました。
この頃には「SEOライター+コンテンツディレクター」という形で、より専門的なパラレルワークに。
収入の安定感も増し、チームで成果を出す楽しさや責任の重みも感じるようになりました。
一方、ブログのほうは一旦閉業(企業参入により上位表示が難しくなったため)。
しばらくはライターとディレクションで収入を得ていました。
現在のパラレル具合
現在の私は、複数のクライアントと継続的にやり取りしながら、自分のブログ運営にも取り組んでいます。
肩書としては、以下のような感じ。
- SEOライター
- SEOディレクター
- SEOコンサルタント
- ブロガー
- イラストレーター
実は、もともと趣味で行っていたイラスト制作でも収入を得られるようになってきました。雑誌やチラシ、書籍などのイラストを担当しています。
どの仕事も「これ一本に絞るつもりはない」という前提で、必要に応じて比重を変えながら続けています。
自分の中でバランスをとりながら働ける今のスタイルは、とても心地よく、これからも変化に合わせて柔軟にアップデートしていきたいと思っています。
まとめ
パラレルワークは、ただ収入を増やすための手段ではなく、「自分らしく働く」「人生の選択肢を広げる」ための新しい働き方です。
副業や兼業との違いを理解し、自分に合ったスタイルを見つけることで、本業と無理なく両立しながら、スキルやキャリアを育てていくことができます。
私自身も、手探りで始めたパラレルワークが今では大きな支えとなり、「好き」と「得意」を仕事にする土台になりました。
最初から完璧を目指す必要はありません。小さな一歩を積み重ねていけば、自分だけの働き方が見えてくるはずです。
あなたも、ひとつの肩書きにとらわれない生き方を、少しずつ始めてみましょう!










